Q1: スーツに生えたカビはクリーニングで落ちますか?
白カビは比較的落としやすく、専門のクリーニングで改善できる可能性があります。一方、黒カビは色素が残るケースがあり、完全な復元が難しい場合があります。
白カビは落としやすいが黒カビは色素が残る場合がある
スーツの表面に粉のようにふわふわと付いている白カビは、比較的表面に留まりやすく、クリーニングで落とせる可能性があります。表面に留まっていることが多く、適切な洗浄方法を選べばダメージを抑えて元の状態に戻しやすいタイプのカビです。
一方、生地の繊維の奥まで根を張った黒カビは厄介な存在です。菌そのものを死滅させることはできても、カビが排出した色素がシミとして残ってしまうケースが少なくありません。とくに時間が経ってから気付いた黒カビは、復元が難しくなりやすい傾向があります。
黒カビを見つけた場合は、無理に擦らず、スーツクリーニングの実績がある専門店へ早めに相談するのがおすすめです。
Q2: スーツクリーニングの料金相場は?
スーツ上下のクリーニング料金は、一般的な店舗で1,000〜2,000円程度、宅配クリーニングや専門店では2,000円以上を見込むのが目安です。
カビ取りには追加料金がかかる場合がある
通常のクリーニング店では、スーツ1着あたり500〜1,500円程度が相場です。この価格帯はドライクリーニングを前提としており、軽度な汚れやシンプルな洗浄を対象としています。
宅配クリーニングや専門店では、1,500〜3,000円程度が目安です。ウェットクリーニングやシミ抜き、高級素材への対応など、追加メニューを含めた価格設定となっており、カビ取りオプションが必要な場合はさらに上乗せされます。
Q3: カビが生えたスーツを放置するとどうなりますか?
生地の劣化や変色、ほかの衣類へのカビ移りが起こる可能性があります。場合によっては、クローゼット全体への二次被害につながることもあります。
変色やほかの衣類へのカビ移りにつながる
カビを放置すると、繊維の劣化や変色、においの定着につながる場合があります。さらに、胞子が広がると近くの衣類や収納環境にも影響するおそれがあるため、ほかの衣類と分けて早めにクリーニング店へ相談しましょう。
リナビスとNEXERが共同で実施した調査では「スーツや礼服の保管方法に困ったことがある」と回答した方は18.0%でした。また、保管に関する具体的な悩みとして「湿気やカビが気になる」と回答した方も39.5%おり、湿気やカビへの不安を抱える方は少なくありません。
カビによるトラブルを防ぐためにも、発見したら放置せず早めに対処することが大切です。
アンケート引用元(PR TIMES):
スーツや礼服のシーズン後クリーニング「毎回・だいたい出している人」は約45%。保管の悩みと預かりサービスへの期待とは?
Q4: クリーニングに出す際のメニュー選びは?
「カビが生えている」と伝えたうえで、ウェットクリーニングやカビ取り加工を含むメニューを選ぶのがおすすめです。
ウェットクリーニングやカビ取り加工を相談する
一般的なドライクリーニングは油性汚れに強い一方、汗や皮脂、カビの状態によっては追加のケアが必要になる場合があります。カビが生えている場合は、ウェットクリーニング、汗抜き、シミ抜き、防カビ加工など、状態に合ったメニューを相談しましょう。
依頼する際は、必ず「カビが生えている」と申告し、その状態に合った洗浄方法を選んでもらうことが大切です。申告なしで通常コースに出してしまうと、表面のカビは取れても繊維内部に菌が残るリスクがあります。
リナビスでは「ビジネススーツコース」が用意されており、熟練の職人が一着ずつ状態を確認し、洗い方を判断します。また、汗抜き加工・抗ウイルス加工・臭わん加工が無料で付いています。長く着たい一着であれば、こうした熟練の職人が状態に応じて判断してくれるサービスを選ぶことが重要です。
Q5: カビの再発を防ぐ保管のコツは?
クリーニング後のビニール袋は外し、不織布カバーに掛け替えて、風通しのよい場所で保管しましょう。
湿気対策と通気性のよい保管が重要
ビニール袋は湿気を閉じ込めてしまうため、つけたままにするとカビの再発を招く原因になります。クリーニングから戻ってきたら必ず外し、通気性のよい不織布カバーに掛け替えてから保管してください。
クローゼット内の湿度管理も欠かせません。湿度60%以下を目安に、定期的に扉を開けて換気をしたり、除湿剤や除湿機を活用したりするのが効果的です。クローゼットの壁面や床にカビが付着している場合は、衣類を戻す前に拭き取りや乾燥を行いましょう。
とくに梅雨時期や夏場は湿気が一気に増すため、一度も袖を通していないスーツであっても、月に一度は陰干しをして湿気を飛ばすのが理想です。
Q6: クリーニングに出すまでの応急処置としてできることはありますか?
白カビであれば、屋外で軽くブラッシングする程度の応急処置は可能です。消毒用アルコールを使う場合は、色落ちに注意が必要です。
応急処置は屋外で軽くブラッシングする程度にとどめる
自宅でカビを強く拭き取ろうとすると、室内に胞子を撒き散らし、生地を傷める原因になります。まずは屋外でブラシを使い、表面のカビを軽く払う程度にとどめましょう。消毒用アルコールを使う場合は、目立たない場所で色落ちしないか確認してから、少量を布に含ませて軽く押さえる程度にします。
処置後は、すぐにクローゼットへ戻さず、風通しのよい場所で陰干しをして湿気を飛ばしてください。クローゼットへ戻すとカビが再発しやすくなり、ほかの衣類へカビが広がるおそれもあります。
応急処置はあくまで一時しのぎです。自宅で失敗して「落ちないシミ」が定着してしまう前に、クリーニングのプロにお任せいただくのが確実です。
リナビスでは、対象コースで無料シミ抜きサービスを提供しています。ただし、カビや時間が経過した汚れは落ちにくいシミに分類されており、完全に取れることを保証するものではありません。早めに相談することが大切です。
まとめ
スーツのカビは、白カビであればクリーニングで改善できる可能性があります。一方、黒カビは色素が残りやすく、完全な復元が難しい場合があるため、見つけたら早めに対処することが大切です。
スーツ上下のクリーニング料金は、一般店で1,000〜2,000円程度が目安です。宅配クリーニングや専門店では、コース内容やオプションによって料金が変わるため、カビ取りやシミ抜き、防カビ加工を希望する場合は事前に確認しましょう。
カビを放置すると、生地の劣化や変色、ほかの衣類へのカビ移りにつながるおそれがあります。クリーニング後はビニール袋を外し、不織布カバーに掛け替えて、風通しのよい場所で保管することが再発防止のポイントです。
リナビスでは、ビジネススーツコースや無料シミ抜きサービス、最大12か月の無料保管サービスが用意されています。スーツのカビや保管方法に不安がある方は、状態が悪化する前に相談してみてください。

