リナビスのおせっかいブログ

クリーニング

エルメスのバッグはクリーニング・修理でここまで綺麗になる!

Pocket

フランス発祥の高級ファッションブランドといえば「HERMES(エルメス)」があげられます。中でも世界的な人気を誇る高級バッグである「ケリー」や「バーキン」は、多くの女性から絶大な支持を得ています。

ただ、ケリーやバーキンなどの高級バッグであっても、経年劣化などを防ぐことはできません。エルメスのバッグを長く使えるよう、正しい管理方法やクリーニング、修理について紹介します。

 

1 エルメスの特徴

 

まず、エルメスというブランドとバッグの特徴をおさらいします。

 

1.1 1837年創業の馬具工房がルーツ

 

エルメスのルーツは、1837年にフランスのパリで創業した馬具工房です。ナポレオン3世などが顧客だったことで知られ、優れた馬具製品は王族や貴族などから高い評価を得ていたと言われています。

 

その後、3代目が事業の多角化に乗り出します。そして馬具製品を製作していた技術を生かし、20世紀初めにエルメスとしての最初のバッグが発表されました。それ以来、牛革やワニ革などの素材を使った革製品のバッグが多く誕生しています。

 

現在エルメスは約5,200人の職人を抱え、いまなお手仕事でバッグを一つずつ製作しています。

 

1.2 憧れのアイテム「ケリー」と「バーキン」

 

そんなエルメスのアイコンバッグといえば「ケリー」と「バーキン」です。

 

ケリーは、馬具として製作されたバッグを改良してデザインされた女性用バッグで、ショルダーストラップ付きの台形のフォルムや、2つの三角形のマチなどが特徴です。

 

女性用バッグとして最初に発売されたのは1930年代です。モナコ公妃となった元ハリウッド女優グレース・ケリーが、1950年代に妊娠中の姿を撮影されたとき、持っていたエルメスのバッグでお腹を隠したというエピソードがあります。その後、このバッグが「ケリー」と名付けられたことで世界的に有名になりました。

 

一方のバーキンは、1980年代に誕生したカジュアルバッグです。当時のエルメス会長が飛行機でイギリス人女優ジェーン・バーキンと偶然隣り合い、母親になったばかりの彼女のニーズを満たすバッグを作ろうとして誕生しました。このバッグは彼女の名前に由来し、「バーキン」と名付けられました。そうした経緯もあって、バッグのしなやかさや収納力、長方形のフォルムなどがバーキンの特徴となっています。

 

1.3 エルメスの素材はさまざま

 

ケリーやバーキンが代表とされるエルメスの高級バッグですが、バッグによって実にさまざまな素材が採用されています。

 

例えば、同じケリーであっても、柔らかさやしっとりさが特徴の雌仔牛の革「トリヨン・クレマンス」や、張りや目の細かさが特徴の牛革「トゴ」、牛革の中では近年特に人気が高い「ヴォー・エプソン」というように、使用されている素材はさまざまです。

 

バーキンであっても同じことが言えます。トリヨン・クレマンスやトゴ、ヴォー・エプソンといった素材のほか、スムースな質感などが特徴の「ヴォー・スイフト」などが採用されている製品もあります。ワニ革が採用されたバーキンやケリーもあります。

 

2 自分での修理・クリーニングは難しい

 

このようにさまざまな素材が採用されているエルメスのバッグですが、色剥げなどの劣化や汚れが気になるようになったら、改めてその箇所を自分でチェックしてみましょう。すると、自身で修理・クリーニングをすることが難しいことに気が付くはずです。

 

2.1 修理の難しさ

 

色剥げなどの修理では、素材と同じ色で補正をする必要があります。しかし、市販されている色クリームの種類には限界があるほか、素材と同じ色をつくるためにはさまざまな種類の色の組み合わせを試す必要があります。そのため、自分で完璧な補正をするのは非常に困難でしょう。

 

色剥げの補正について、詳しくはこちらからご確認ください。

 

>>大切な革製品の色剥げは色補正とクリーニングで元通り!

https://rinavis.com/blog/l25

 

2.2 クリーニングの難しさ

 

革製品の汚れのクリーニングは、専門知識が求められます。通常のクリーニング方法では革の硬化などのリスクがあるほか、乾燥方法を誤ると素材によっては革の縮みなどにつながる可能性があります。

 

2.3 エルメスバッグの汚れの対処法

 

STEP1 柔らかい布で汚れを乾拭き
柔らかい布で直接汚れを取りましょう。以降のステップは失敗すると、跡がのこってしまうこともあるので、できるだけ乾拭きで解決することがベストです。
STEP2 皮革用消しゴムクリーナーで汚れをこすり落とす
皮革用消しゴムクリーナーで、汚れ・黒すみなどのポイントをこすってあげることで汚れを落とします。こすった後は革が乾燥したような状態になります。もともと革が乾燥している場合には革を傷つける可能性があるので、このステップを飛ばしてください。
STEP3 皮革用クリームを使って汚れを落とす
皮革用クリームを柔らかい布につけ汚れを落とします。クリームには保湿成分を含んでいる製品も多く、乾いた革にも利用可能です。
STEP4 クリームをふき取る
STEP3でつけたクリームを丁寧にふきとりましょう。クリームが残ってしまうと、カビなどの原因になるので、注意が必要です。

 

2.4エルメスバッグのカビの対処法

 

カビに関しても一般向けのクリーニング商品が発売されています。具体的なカビの対処法やリスクはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご参照ください。

>>【カビが生えたら】鞄のカビ退治と長持ちにはクリーニングがおすすめ

https://rinavis.com/blog/l28

 

3 宅配クリーニングなら自宅で注文可能

 

大切にしている高価なエルメスのバッグを綺麗にしようとしたのに、自分での修理やクリーニングでバッグが台無しになってしまうことは避けたいでしょう。

 

そんなときに便利なのが、宅配クリーニングです。来店の手間をかけずにバッグをクリーニングに出せます。

 

宅配クリーニングの「リナビス」では、皮革製品のバッグやブランド品のバッグのクリーニングコースをご用意しており、以下の全てがクリーニングコースに含まれています。

 

・クリーニング(洗い)

・乾燥

・修復、メンテナンス

・色補正、マスキング

・仕上げ

 

宅配クリーニングの注文はネットから可能です。品物を送っていただいた後、職人が手作業でクリーニングをし、クリーニング後のバッグは丁寧に梱包してご自宅まで返送いたします。また、無料オンライン相談も受け付けています。

 

詳しくはこちらをご確認ください。

 

>>革(レザー・皮革)製品、高級ブランド品の宅配クリーニングはリナビスにおまかせ!

 

こうしたプロによるクリーニングを依頼したいときには、宅配クリーニングが便利です。宅配クリーニング専門店「リナビス」による皮革・ブランド品のバッグクリーニングのご利用の流れは以下となっております。

 

Step1 ネットからご希望のコースをご注文

Step2 品物を詰めて送る

Step3 プロの職人によるクリーニング

Step4 ご自宅にお届け

 

より詳しい流れは以下をご覧ください。

 

>>リナビス バッグコース

 https://rinavis.com/c/course/leather-bag

関連記事