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クリーニング屋が教える!本当に上質なお洋服を見分ける5のポイント

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服は多少高くてもいい物を着たい。
そういう服の選び方をされる方も多いのではないでしょうか?

クリーニングの仕事をしていると、長持ちしそうな縫製・生地の質のスーツやコートを見て
「おっ!いいコートやな~」と思うことがよくあります。

逆に、このメーカーの服はよくほつれるなどと言ったこともあります。
デザインがおしゃれなのも大切ですが、縫製や生地がしっかりしている衣類は長持ちするし
型くずれもしにくいので、ずっといい状態で着られます。

今日は値段やデザインやブランドに関わらず、本当に上質なお洋服を見分けるポイントをお伝えしたいと思います。
高級感ある服装

上質なお洋服のポイント5個

◆①生地の糸は細く、目が詰まっているか?

オーダースーツなどは、薄いしなやかな生地が高価です。
でもただ薄く軽いだけではダメです。
たとえ薄さが同程度でも、良い品質の服の生地は細い糸をしっかり詰まらせて織られています。触った時の手触りもしなやかさを感じます。(目が粗い生地はごわごわした手触りです)

◆②ボタンは形が均一でバリがないか?

樹脂や木や貝でできたボタンは、形がそろっていてバリ(突起)などがないかを確認します。
バリがあった場合、生地に引っかかって糸引きの原因になってしまいます
また、ボタンは小さな部品ですが、お洋服の印象を決めるポイントとなる物でもありので、大量生産品のボタンを使わず、オリジナルのボタンや凝ったデザインのボタンを使っているお洋服は、しっかりコストをかけて作られたものであることが多いです。

◆③切った糸の処理はしっかりとされているか?

品質のいいお洋服は縫製もしっかりしています。
これを見分ける方法は、最後の糸の処理です。丁寧に処理がされていてどこが糸の終わりか分からないなら品質管理が行き届いた縫製工場で作られたお洋服でしょう。
逆に糸が飛び出ていたり、糸くずが見受けられるなら低コストの縫製工場で作られている可能性があります。
スーツなど着用回数の多い衣類はこの縫製の差が大きく、すぐほつれてしまう物やボタンの取れてしまう物はこういった工場で作られている場合が多いです。

◆④ファスナーは滑りがよいか?

強度が弱くて取っ手が壊れやすかったり、差し込み部分になかなか入りにくかったり、すぐに生地を噛んでしまうなどファスナーのトラブルはけっこう多いです。
いい品質のお洋服にはしっかりコストをかけたファスナーが使われています。
買う前に開閉してみて滑りがよいファスナーか確認をしましょう。安心の日本ファスナーメーカーのYKK製を使っているなら大体安心です。

◆⑤裏地も上質な生地で、表地に沿った縫製がされているか?

裏地をしっかり見る方は少ないかと思いますが、肌に直接触れるのが裏地ですので裏地の質が着心地に大きく関係しています。
生地の種類も大切ですが、肝心なのは縫製です。
パターンや縫製が悪いと表地と裏地があっていない状態になって、着た際にツッパリ感があったり着心地が何だか悪いと言うことがありますので必ず試着しましょう。

まとめ

せっかくお金を出して買う服ですから、着心地がよくて出来れば長持ちさせたいですよね!
最近はデザイン重視の、耐久性の低い衣類も多いですが、いいスーツやコート、ワンピースなどを選びたい時は、上記のことをしっかり確認してお洋服を選んで下さいね!
高級なセレクトショップ
もちろん、物事態の上質さも大事ですが買った後のお手入れも大切です。
洋服を大切に扱うためのポイントも併せてお読みください!
→クリーニングやもやってる!上手な衣替えの方法

ぜひサービス詳細もリナビスの宅配クリーニングサービスページでご覧ください。

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