衣類をクローゼットにしばらくしまっておいて、さあ着ようと思った時
紺のジャケットが紫っぽくなっていたり、白いブラウスが黄色く変色していた！
なんてことはありませんか？
これは「黄変・色焼け」と言って、衣類の染料の化学変化によって起こることなのです。
本日は、色焼け・黄変はなぜ起こるのか？と言うことと、その予防法をお伝えしたいと思います。
色焼けはなぜ起こるのか？
原因の多くは汗・紫外線・ガスによるものです。
それぞれを詳しくご説明していきます。
【紫外線が原因の場合】
日光に紫外線が含まれる事は、誰しもご存じとは思いますが
実は、蛍光灯からも紫外線が出ているのです。
日光ほど強力な紫外線ではありませんが、クローゼットに蛍光灯をご利用であれば
長い期間を通して紫外線にさらされて、その影響を受けてしまいます。
よくある例としては、
クローゼットにしっかり保管しているので大丈夫だと思っていたら
蛍光灯からの紫外線の当たる、肩や袖の部分が変色してしまったと言うことはよくあるようです。
【汗が原因の場合】
特に汗をよくかいた時は、その後のお洋服のケアはきっちりすべきです！
汗の成分のほとんどは水分ですが、その他に「塩化ナトリウム・尿酸・乳酸・アンモニア・カルシウム」などが含まれています。
この成分の一部が、衣類の染料と化学反応して色の変色を起こします。
そして、汗が付いた状態で長時間「紫外線」を受けるとより変色にリスクが高まりますので
汗をかいた時に来ていたお洋服は、その日のうちに水洗いをしてしっかり汗を洗い落しましょう！
【ガスが原因の場合】
ストーブをつけた際に発生する、酸化窒素ガスは衣類の変色の原因になる事あります。
空気の循環の悪いクローゼットや、服の近くでストーブを付けていると、ガスが溜まり衣類の染料と化学反応を起こしてしまうので
ストーブの位置にも気を付けましょう。
ご家庭で出来る対策は？
ご家庭での対策としては、暗所に衣類を保管することが大切です。
クローゼットに窓が付いているなら、遮光カーテンを取り付けましょう。
また、蛍光灯は紫外線を出さないLEDに交換することをおすすめします。
着用して汗をかいた衣類は、そのままで放置せずに、こまめにお洗濯をして
汗を取ってあげる事で、多くの変色防ぐことが出来ます。
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