宅配クリーニングのリナビスブログ

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着物は洗濯できる?手順・注意点、洗えないときの対処法もご紹介

着物クリーニング

着物クリーニング
「久しぶりに出した着物からカビの臭いがする…」
「着物にシミができてしまった…!」
このようなトラブルから、着物を自宅で洗えないか気になる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、自宅で洗える着物の見極め方や洗濯方法について解説します。取り扱い方を正しく把握できれば、着物の風合いを損ねることなく、パキっとした状態を保てます。

これから着物を洗濯しようとしている方、どの洗濯方法がベストなのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

着物を洗濯する際にチェックしておくべきポイント

そもそも「自宅で着物は洗えるのか?」という疑問を抱いている方もいるでしょう。普段着とは違い、刺繍や金箔などの装飾が施されているものも多いので、心配になるのも無理はありません。

結論からいうと、着物には自宅で洗えるものと洗えないものがあります。まずは、洗えるかどうかを判断するためのチェックポイントを紹介します。

洗濯表示で洗えるかどうかチェックする

いま購入できる多くの着物には洗濯表示のタグがついています。洗濯できるかどうかは、洗濯表示で確認しましょう。

洗濯おけのマークに✕印がついている場合は、家庭での洗濯禁止という意味です。洗濯機はもちろん手洗いもできないので、クリーニングを利用するべきです。

洗濯おけや手洗いマーク(洗濯おけに手が差し込まれている絵)がある場合は、洗濯機または手洗いで洗濯が可能です。洗濯おけ内の数字や下線からは、液温の限度やどの程度の力で洗うべきか判断できるので、そちらを参考にしながら適切に対応してください。

色落ちしないかチェックする

どの着物も多少は色落ちするものです。しかし、色落ちが激しい場合は、自宅での洗濯はおすすめしません。色落ちすると、元通りに修復するのは難しく、たとえ目立たなくできても生地を傷める原因になります。よい状態を保つためにも、最初からクリーニングに出すべきです。

色落ちのチェック方法は、以下の通りです。

  1. 着物の目立たない箇所に、洗剤の原液をつける
  2. 3~5分待つ
  3. 白い布やキッチンペーパーで洗剤をつけた箇所をたたく

色がはっきりとついている場合は、色落ちしやすいので、プロに依頼しましょう。

着物の洗濯方法

着物①
着物の洗濯方法には、主に「手洗い」「洗濯機」「コインランドリー」「クリーニング」の4つがあります。それぞれの手順や注意点について解説するので、着物を洗う際には、ぜひ参考にしてみてください。

手洗いの場合

着物を手洗いする際に用意するものと手順は下記の通りです。

用意するもの

  • おしゃれ着用の中性洗剤
  • 洗濯おけ
  • タオル

洗い方の手順

  1. 洗濯おけに水を張る
  2. 分量に合った量の中性洗剤を入れて混ぜる
  3. たたんだ着物を入れて、やさしく押し洗いをする
  4. 水を流し、2~3回すすぐ
  5. 着物の水気を切り、タオルで水分をとる
  6. 物干し竿に着物の袖を通し、陰干しする

洗濯機の場合

着物を洗濯機で洗う際に用意するものと手順は下記の通りです。

用意するもの

  • おしゃれ着用の中性洗剤
  • 洗濯ネット

洗い方の手順

  1. たたんだ着物を洗濯ネットに入れる
  2. 洗剤を投入し、「ドライコース」または「手洗いコース」で洗濯する
  3. 物干し竿に着物の袖を通し、陰干しする

畳んだ着物を洗濯ネットに入れます。また洗濯ネットのサイズは、着物のサイズに適したものを選んでください。

洗濯ネットが大きすぎると、着物が洗濯ネットの中で動いてしまい、型崩れや生地を傷める原因となります。逆に小さすぎると、着物の生地が重なり、均等に洗えません。

また、脱水が終わったら放置せずに、すぐにしわを伸ばして干すのがポイントです。

コインランドリーの場合

ドライクリーニングができるコインランドリーであれば、着物の洗濯は可能です。着物をまとめて洗濯できるので、複数枚を持っている方にとってはコスパもよいでしょう。

そもそもドライクリーニングとは、水の代わりに石油系の溶剤を使って汚れを落とす洗濯方法です。基本的には、クリーニング店で行われる洗濯方法なのですが、まれにコインランドリーでもドライクリーニングができるところがあります。

ドライクリーニングがない場合は、コインランドリーでの洗濯は避けたほうがよいでしょう。生地や繊維に負担をかけてしまい、型崩れや色落ちなどを招く恐れがあります。

クリーニングの場合

正絹のものや絞りがあるもの、晴れ着などの着物はクリーニングに依頼するのがおすすめです。自宅で洗濯すると、縮んだり色が落ちたりする恐れがあります。風合いを損ねてしまうので、プロに任せるのが無難です。

またクリーニング店は、着物の取り扱いがあるお店を選びましょう。着物のコースがあれば、着物に特化した洗い方で洗濯してくれます。仕上がりにも差が出るでしょう。

具体的に、どのような方法で洗うかも確認しておくと安心です。

肌襦袢(はだじゅばん)・足袋・帯の正しい洗濯方法

着物には、肌襦袢(着物の内側に着るもの)や足袋、帯がセットになっています。できれば、着物と一緒に洗って清潔に保ちたいですよね。

そこで、帯・肌襦袢・足袋の洗濯方法について解説します。

肌襦袢・足袋を洗濯機で洗う手順と注意点

綿素材でできている肌襦袢と足袋は、洗濯機で洗えます。手軽にできるので、着用した後はこまめに洗濯するようにしましょう。

用意するもの

  • おしゃれ着用の中性洗剤、または洗濯石けん
  • 洗濯ネット

洗い方の手順

  1. 汚れている部分に中性洗剤または石けんをつける
  2. 肌襦袢と足袋を洗濯ネットに入れる
  3. 洗剤を投入し、普通コースで洗う
  4. 脱水し終えたら、形を整えて干す

刺繍が施されているものは、洗濯機で洗うと生地が縮んだり変色したりする可能性があります。そのため、手洗いで汚れを落とすようにしましょう。

また絹素材でできたものは、自宅で洗えません。この場合、クリーニングに出すのがおすすめです。

帯はクリーニングに出すのがおすすめ

帯は刺繡されているものがほとんどなので、自宅での洗濯はおすすめしません。生地を傷めるだけでなく、風合いを損ねてしまいます。

汚れやシミがないのであれば、室内干しをしてから保管するようにしましょう。もし、汚れがある場合は、自分で対処しようとせず、クリーニングに依頼するのが無難です。

クリーニングに依頼するときは、汚れがついている箇所を伝えておくと、見落とさずに対処してもらえます。

着物にアイロンを掛けるときの注意点

着物②
洗濯して干し終えた着物には、アイロンを掛けておくと、しわが伸びて美しい状態を保てます。「難しそう…」と思われるかもしれませんが、手順はワイシャツにアイロン掛けするのとほぼ同じです。

まず、霧吹きとあて布を用意します。着物の表側にあて布を当てて、その上からアイロンを掛けるだけです。しわが強く残っている部分には霧吹きで少し濡らし、同じようにあて布の上からアイロン掛けをします。

刺繍がある部分には高温を当てられないので、避けてください。全体的に刺繍が施されている場合は、クリーニングに依頼するのがよいでしょう。

着物をクリーニングに出すメリット

大事な着物はクリーニングに出すのが1番おすすめです。洗濯に失敗して生地が縮んだり色が移ったりしてしまうと、元に戻すことはできません。プロに任せるのが無難といえるでしょう。

またクリーニングに出すことのメリットとして、どんな素材の着物も任せられるというものもあります。

ポリエステルや木綿などでできた着物は、自宅でも洗濯できます。しかし、絹やウールなどの素材でできた着物、刺繍や装飾が施されている着物は、自宅での洗濯が難しく、無理に洗濯をしてしまうと風合いを損ね兼ねません。

クリーニングなら、素材に適した方法で洗濯してくれるので、満足のいく仕上がりが期待できます。

さらに自宅で洗濯する場合は、1着ずつ洗濯表示をチェックし、それぞれに適した方法で洗濯するので、時間と手間がかかるものです。クリーニングは依頼するだけなので、忙しい方にとっても便利です。

着物のクリーニングにかかる費用と日数

着物のクリーニングにかかる費用は、1着あたり6,000〜10,000円が相場の目安です。シミ抜きや撥水加工、汗抜き加工などオプションをつけると、さらに費用はかかります。着物と一緒に帯や肌襦袢なども追加する場合は、別途費用が発生するので、余裕のある予算を立てておくとよいでしょう。

また日数は、平均で1ヵ月はかかるものです。早くても3週間はかかるので、着物を着る予定がある場合は、早めに依頼することをおすすめします。

着物のクリーニングはリナビスにおまかせ

ポリエステルや木綿などでできた着物、刺繍や装飾が少ない着物は自宅でも洗濯できます。洗濯表示や色移りのチェックをしたうえで、適切な方法で洗うことで、お金をかけずによい状態を保てるでしょう。しかし、自宅では洗えない着物もあります。また中には、「着物の枚数が多すぎて1着ずつ洗うのは面倒」「絶対に失敗したくない」という方もいるでしょう。そんなときは、クリーニングに出すのがおすすめです。

宅配クリーニングの「リナビス」は創業60年を迎え、多数の熟練の職人が丁寧に手作業などでクリーニングを行っています。2020年に行われた宅配クリーニングのイメージ調査では「お客様満足度」3部門で1位となりました。

リナビスの着物コースの特徴
  • 最長12ヶ月間の無料保管サービス
  • 留袖、訪問着、喪服、振袖(着物)、つむぎ、小紋、付け下げ、単衣などにも対応
  • 子供用の着物も取り扱い可能
  • 汗抜き加工や撥水加工など対応可能

リナビスの着物クリーニングは、大切な着物を長く着続けていただくために、一点一点大切に洗わせて頂いています。また、最大12ヶ月無料で保管が可能ですので、着物の収納でかさばることもありません。結婚式や成人式、七五三などの前後にぜひご利用ください。

リナビスの着物の宅配クリーニングの流れは以下の通りとなっています。

  1. ネットからご希望のコースをご注文
  2. 集荷キットに着物を詰めて送る
  3. プロの職人によるクリーニング
  4. ご自宅にお届け

手続きはとても簡単で、WEBから24時間いつでも注文が可能。注文後に集荷キットが自宅に届くので、集荷バッグに詰めて出荷準備をします。その後、電話で集荷依頼をして完了です。

自宅にいながら着物をクリーニングに出したい方は、ぜひ宅配クリーニングの「リナビス」をご利用ください。

【公式】リナビスの着物クリーニング
https://rinavis.com/c/course/kimono