Yシャツやズボンにアイロンをかける際、シワがつかないか心配になる人も多いのではないでしょうか。
「アイロンすべきではない服ってなに?」「Yシャツやズボンはどのようにアイロンをかけるべき?」といった疑問が出てくるでしょう。
そこで、本記事ではアイロンすべきでない服の見分け方や、Yシャツやズボンのアイロンのかけ方を解説していきます。
目次
アイロンすべきでない服の見分け方
全ての衣類に対して、アイロンをかけて良いわけではありません。アイロンすべきでない服の見分け方は、大きく分けて以下の2つです。
- アイロン表示を確認する
- 素材を確認する
順に解説していきます。
アイロン表示を確認する
アイロンがけすべきか悩んだ時は、衣類のアイロン表示を確認しましょう。
アイロン表示とは、洗濯表示についているマークの一つで「対象の衣類にアイロンがけをする際に最適な温度」が記されています。アイロン表示に沿わない温度でアイロンをかけた場合、衣類が縮んでしまったり、テカリの原因にもなります。そのため、衣類にアイロンをかける際は、必ずアイロン表示を確認しましょう。
また、アイロン表示は以下4つに分類されます。
- 低温マーク
- 中温マーク
- 高温マーク
- アイロン禁止マーク
低温マーク
低温マークは、アイロン表示の中に「・」が一つだけ記されている状態です。対象の温度は「110℃まで」となるため、低温マークが記されている衣類は110℃以下でアイロンがけを行う必要があります。
また、低温マークが記されている衣類は、湿度や蒸気に弱い傾向にあるため、スチームは使用しないでおきましょう。アイロンをかける際はドライアイロンで、当て布の使用が必要です。アイロン専用の当て布ではなくても、色移りを防げるものであれば問題ありません。
中温マーク
中温マークは、アイロン表示の中に「・」が二つ記されている状態です。対象の温度は「150℃まで」となるため、中温マークが記されている衣類は150℃以下でアイロンがけを行う必要があります。
また、中温マークの衣類は、化学繊維や動物繊維が使われる傾向にあるため、150℃まででアイロンをかけていても傷んでしまったり、テカリが出る可能性があります。そのため、150℃以下でも長時間アイロンをかけるのは控えましょう。
高温マーク
高温マークは、アイロン表示の中に「・」が三つ記されている状態です。対象の温度は「200℃まで」となるため、高温マークが記されている衣類は200℃以下でアイロンがけを行う必要があります。
また、高温マークの衣類は、綿や麻などの熱に強い繊維が使用されている傾向にあるため、高温でアイロンをかけてもシワが伸びない可能性が高いです。そのため、霧吹きやシワ取りスプレーをかけた上で、さらにスチーム機能を使用するなどの工夫が必要です。
アイロン禁止マーク
アイロン禁止マークは、アイロン表示の中に「×」が記されている状態です。熱を与えると生地が傷んでしまう可能性があるため、アイロンがけを行わないようにしましょう。
素材を確認する
衣類の中には、まれにアイロンマークが記されていないことがあります。そのような場合は、衣類の素材を確認しましょう。素材に合わせたアイロンすべきでない服の見分け方は、以下の通りです。
- 80〜120℃:シルクなどの「動物繊維」
- 140〜160℃:レーヨンやポリエステルなどの「再生繊維」
- 180〜200℃:綿や麻などの「植物繊維」
- アイロン禁止の衣類:楊柳生地やファーなどの「特殊素材」
見た目だけで素材が何かわからない際は、販売元で確認するか低温でアイロンをかけて問題なければ、温度を少しずつ上げてシワを伸ばしましょう。
アイロンのかけ方|Yシャツ編
- Yシャツ全体を湿らせる
- 細かい部分からアイロンをかける
- 生地が厚い部分は裏表からかける
順に解説していきます。
Yシャツ全体を湿らせる
Yシャツにアイロンをかける際は、全体を霧吹きなどで湿らせましょう。初めにYシャツを湿らせておくことで、アイロンの温度を上げることなく綺麗にシワを伸ばせます。
細かい部分からアイロンをかける
Yシャツを湿らせた後は、襟や袖などの細かい部分からアイロンをかけていきます。アイロンを持っていない方の手をうまく使い、衣類を引っ張りながら直線的にかけることで、シワを綺麗になくせます。また、袖部分は、縫い目に沿って抑えることで、シワを残さずアイロンをかけられるでしょう。
生地が厚い部分は裏表からかける
生地が厚い部分は、裏表からアイロンをかけるようにしましょう。裏表からアイロンをかけることで、ボタンに引っ掛かることなくスムーズにシワを延ばせるでしょう。また、ポケットは外から中にかけてアイロンをかけることで、シワ残りや生地がよれるリスクを減らせます。
アイロンのかけ方|Tシャツ編
Tシャツにアイロンをかける方法は、以下の通りです。
- 左右の袖からアイロンをかける
- 身ごろは左右に分ける
- ハンガーで冷ましてから収納する
順に解説していきます。
左右の袖からアイロンをかける
Tシャツにアイロンをかける際は、左右の袖から始めましょう。表だけではなく、裏側からもアイロンをかけることで、シワ残りをなくすることが可能です。また、Tシャツにしっかりとアイロンを当てるのではなく、軽く当てるだけでシワは伸びるため、強く押さえつけないようにしましょう。
身ごろは左右に分ける
Tシャツの身ごろにアイロンをかける際は、左右に分けるようにしましょう。左右にアイロンがかけ終わった後は、裾の伸び具合を確認します。裾の伸びが気になる場合は、裏側からスチームを当てることで、綺麗にシワをなくせるでしょう。
ハンガーで冷ましてから収納する
Tシャツは冷めながら形が決まっていくため、アイロンをかけ終わった後は、ハンガーで冷ましましょう。20〜30分ほど冷ましてから、Tシャツを収納します。
アイロンのかけ方|ズボン編
ズボンにアイロンをかける方法は、以下の通りです。
- 腰回りからアイロンをかける
- 脚の部分にかけてアイロンをかける
- 冷まして形を整える
順に解説していきます。
腰回りからアイロンをかける
ズボンにアイロンをかける際は、腰回りから始めましょう。ファスナーを外して、当て布の上から履かせるようにアイロンをかけることで、綺麗に仕上げることができます。
脚の部分にかけてアイロンをかける
腰回りにアイロンをかけ終わった後は、脚先に向けて片足ずつしっかりとアイロンを当てていきます。縫い目に合わせてアイロン台に置き、螺旋状にスチームをかけることで、ひざのたるみをなくせます。また、脚部分はシワが残りにくいため少し温度を上げて、当て布を敷いてプレスすることで綺麗に仕上げられるでしょう。
冷まして形を整える
ズボン全体のアイロンがけが完了した後は、ハンガーに吊るして形の定着を待ちながら、シワになっている部分がないか確認しましょう。万が一、シワが残っている場合は、当て布を敷いてプレスをするとシワを伸ばすことができます。
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以上、アイロンすべきでない服の見分け方や、Yシャツやズボンのアイロンのかけ方を解説していきました。
衣類にアイロンをかける際は、アイロン表示と素材を確認することで、アイロンすべきでない服を見分けることが可能です。また、定期的にアイロンをかけることで、頑固なシワをなくして、綺麗な状態で衣類を保管できます。本記事を参考にアイロンがけを行なってみてはいかがでしょうか。
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