羽毛布団を自宅の洗濯機で洗いたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、羽毛布団を洗濯機で洗いたいと考える方に向けて、自宅での洗濯のやり方や注意点を解説します。
失敗しない羽毛布団の洗濯方法をしっかりチェックして、洗濯機で羽毛布団を洗ってみましょう。
羽毛布団は自宅の洗濯機で洗濯できる?
そもそも羽毛布団は自宅の洗濯機で洗濯することはできるのでしょうか?
答えは「羽毛布団によっては洗濯機で洗濯できる」です。
まずは洗濯表示をチェック
お持ちの羽毛布団が洗濯機で洗えるかを判断するには、「洗濯表示」をチェックしましょう。
洗濯表示とは「繊維製品の取扱いに関する表示記号」のことで、 洗濯時の取扱方法を示すために規格化された絵表示です。
洗濯表示は羽毛布団のタグに書かれているので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
以前は「洗濯機洗い」は長方形、「手洗い」は洗濯桶で表示されていましたが、新しい記号はどちらも洗濯桶マークに変更になりました。
洗濯表示の例
洗濯桶マークの中には数字が表記されており、「液温の上限」を示しています。
洗濯桶の中の数字が「60」なら、60℃以下のお湯で洗うことが可能です。
洗濯桶マークの下の横棒は「水流」を表現しています。横棒が多いほど力の加減を弱くすることを示しているので注意しましょう。
羽毛布団のサイズについても注意が必要
羽毛布団のサイズも洗濯機で洗う前に確認しましょう。
洗濯機の容量によっては羽毛布団を洗濯することができない場合があります。基本的には洗濯機の6〜7割程度が洗える限界値です。
- シングル:5kg〜
- セミダブル:7kg〜
- ダブル:10kg〜
シングルサイズを洗うには容量5kg以上の洗濯機が必要です。
ただし、洗濯機のメーカーによって洗濯機容量表示が同じであっても、洗える布団サイズが異なる場合があります。
羽毛布団の洗濯前に、必ず洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。
自宅で洗濯の際は干し方にも注意
無事に洗濯機で羽毛布団を洗濯し終わったら、次は干す作業です。
自宅の庭やベランダ等で洗濯した羽毛布団を干す際にも注意が必要です。
天気を見極めて干す
羽毛布団を干す最も大切なポイントは「天気を見極めて干す」ことです。天気予報をまずは確認し、1日中晴れていて湿度の低い日を選びましょう。
しっかり乾かさないと羽毛布団の中に水分が残ってしまい、羽毛を傷ませてしまう可能性があります。
形を整えて干す必要も
羽毛布団を干す時は必ず形を整えましょう。
中綿の偏りを防ぐためによく羽毛布団を揉みほぐし形を整えます。
羽毛布団は水を含んでいるため重量が重くなっています。物干し竿の耐荷重にも十分注意しましょう。
物干し竿を2本使うと乾きやすい
羽毛布団を干すときは、2本の物干し竿を使うと乾きやすいです。
2本の物干し竿に羽毛布団をまたがるようにかけ、中間をくぼませて「M字」にすることで風通しが良くなります。
羽毛布団が乾くのにどのくらいの時間が必要?
羽毛布団を外で干した場合、中までしっかり乾くのは夏場でも1日かかります。
予定が詰まっていて半日しか干せないなどの場合は、別日に洗濯する方がよいでしょう。
キルティング加工がされていない羽毛布団は注意
キルティング加工(布団の表と裏を縫い合わせた加工)がされていない羽毛布団を自宅で洗うのはおすすめできません。
洗濯した際に羽毛が片寄ってしまい、元に戻すことが難しいケースが多々あります。
羽毛布団を洗濯機で洗濯する方法
ここからは羽毛布団を洗濯機で洗濯する具体的な方法を解説します。
①洗濯表示をチェック
お使いの羽毛布団が洗濯機で洗うことができるのかを確認しましょう。
洗濯表示を確認し、洗濯機可能か、温度は何度までか、洗う強さはどの程度かをチェックしましょう。
②天気をチェック
天気予報をチェックし、雨が降らないか、湿度は高くないかを確認しましょう。
最近は空気清浄機に湿度が表示される機種もありますよね。干すのに最適な湿度は50%以下といわれています。
湿度の低い晴れた日は、羽毛布団を洗濯するチャンスです。
③羽毛布団のホコリを落とそう
洗濯の前に羽毛布団についているホコリを落としましょう。
物干し竿に羽毛布団を干し、軽く手で叩いてホコリを払いましょう。
目立つ汚れがある場合は、おしゃれ着用洗剤を薄めた液をなじませておくと良いでしょう。
④羽毛布団を洗濯ネットに入れる
羽毛布団を洗濯する際には洗濯ネットを必ず使用しましょう。
羽毛布団を縦に3つ折り(ジグザグ)にし、端から丸めて洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットに入れたら、洗濯機へ羽毛布団をセットしましょう。
⑤洗い方を選ぶ
洗濯表示に従い洗い方を選びます。
「毛布コース」「大物洗いコース」など、洗濯表示に従って洗濯強度を選びます。
⑥中性洗剤を使用する
羽毛布団を洗濯する場合には中性洗剤を使用しましょう。羽毛の羽はタンパク質です。
アルカリ系の洗剤を使用した場合、タンパク質を溶かしてしまう可能性があります。
また、羽毛に必要な油分も落としてしまうこともあり得ます。
羽毛布団のふわふわ感を損なわないためにも、必ず中性洗剤を使用しましょう。
⑦洗濯機のスイッチをオン!
全ての準備が整ったら洗濯機のスイッチを押します。
縦型式洗濯機の場合は洗濯槽に水が溜まったら洗濯機を一旦止め、羽毛布団を押して水に沈めてから洗濯を再開します。
ドラム式では沈める作業ができないため、そのまま洗濯しましょう。
脱水中にエラーが出た場合は、洗濯ネットから取り出し洗濯槽全体に羽毛布団を広げてから再び脱水しましょう。
※エラーの原因は羽毛布団の重量の偏よりによるものが多いです。
⑧湿度の低い晴れた日に干そう!
洗濯機から取り出し、形を整えて物干し竿(2本使うと尚良い)で干しましょう。
湿度の低い晴れた日の10〜15時の間に干すのがベストなタイミングです。
次の日に1〜2時間ほど干すとさらに仕上がりが良くなります。
自宅の洗濯機で洗濯できない場合の対処法
自宅に洗濯機がない、洗濯機の容量が小さく羽毛布団を洗うことができない場合は、これから紹介する2つの方法で対処しましょう。
また、自宅の洗濯機で洗濯するのが不安な方にもおすすめです。
コインランドリーを利用
コインランドリーを使用することで、大きな羽毛布団も洗濯することができます。
コインランドリーでの洗濯・乾燥手順や注意するポイントを解説します。
コインランドリーでの洗濯手順
- 羽毛布団のカバーをはずしておく
- 洗濯機の大きさが羽毛布団を入れても余裕があるサイズかを確認する
- しっかり押込んで洗濯機のドアを閉める
自宅の洗濯機と同様に、お持ちの羽毛布団が「洗濯機を使用できるか」をチェックしましょう。洗濯にかかる時間は約30分ほどです。
コインランドリーでの乾燥手順
- 乾燥する前に布団に空気を入れておく
- 縦に2つ折にし乾燥機に入れてスイッチを入れる
- 乾燥した羽毛布団を取り出し熱を取る
- 30分~60分自宅で干す
乾燥機に入れる前に布団に空気を入れておくことで、仕上がりがふっくらします。
また、自宅に帰って30分~60分外の風をあてることで、熱や湿気を飛ばしてカビ予防になります。
コインランドリーの注意点
コインランドリーを利用する際に注意すべき点は下記の通りです。
- 洗濯機・乾燥機が使えるかチェック
- 羽毛布団のカバーをはずす
- 羽毛布団以外のものを一緒に洗わない
- 時間に余裕がある時に洗濯する
羽毛布団によっては乾燥機が使えません。タグにある「乾燥処理記号」をチェックして利用可能か調べておきましょう。コインランドリーで羽毛布団を洗う場合、洗濯機の時間が約30分、乾燥に60分〜80分程度かかります。さらに自宅で干す時間も合わせると、約3時間程度かかることになります。
クリーニングに出す
「自宅の洗濯機やコインランドリーで洗うには面倒だし不安!」という方におすすめなのがクリーニングに出すことです。
クリーニングに出すことで無駄な手間を省けますし、羽毛布団を駄目にする心配もありません。意外と知られていませんが、クリーニングに出すことで自宅で洗濯するよりも「肌ざわり」や「ふわふわ度」もアップします。
また、水洗い不可表記の羽毛布団は自宅やコインランドリーでは洗濯できないため、プロに任せましょう。羽毛布団はサイズが大きいためクリーニングに出すのが大変な方には「宅配クリーニング」がおすすめです。クリーニングのデメリットは、自宅やコインランドリーに比べて価格が高いことです。
羽毛布団の宅配クリーニングならリナビス
羽毛布団は洗濯表記やキルティング加工のものであれば自宅の洗濯機で洗うことができます。時間に余裕のある方やコストを抑えたい方は、自宅での羽毛布団洗いに挑戦してみてください。
やっぱり大変そうと感じた方は思い切ってクリーニングに出すのも手です。
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