片付ける前に知っておこう!浴衣の正しいたたみ方
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夏の風物詩のひとつである、浴衣。
夏祭りや花火大会など、夏になると何かと浴衣を着る機会がありますよね。
そんな浴衣ですが、シーズンが終わった後のしまい方ってどうしていますか?
すぐにまた着る予定がある時はハンガーにかけて吊るしておくのもいいですが、やはり夏の終わりにはきちんとたたんでからしまうことが大切です。
今回は次のシーズンまで浴衣を綺麗に保つための、正しいたたみ方をご紹介します。
記事の目次
事前の準備が大切!浴衣をたたむ時の注意点
女子なら夏に浴衣を着ると、ウキウキすると同時に背筋がシャンとしますよね。
そんな大切な浴衣を長く綺麗に保つためには、シーズンの終わりにしっかりとたたんでからしまうことが何よりも重要です。
浴衣をたたむ前に要チェック!
浴衣をたたむ前にはいくつかの確認事項があります。
しっかりと以下の項目をチェックしてから浴衣をたたみましょうね。
浴衣の洗濯は済んでいる?
浴衣を洗わないまま片付けてしまうと、次の夏に取り出した時にカビが生えている!なんてことになりかねません。
浴衣は一度しっかりと洗って、綺麗な状態にしてからしまいましょう。
浴衣は自宅で洗えるものとクリーニングに出した方がいいものがあるので、しっかりと洗濯方法を見極めてから洗濯してくださいね。
目立つシミはない?
浴衣に目立つシミがある場合は、洗濯しただけでは落ちない場合があります。
でもそのシミを放置したままにしておくと、時間の経過とともにどんどん落ちにくくなってしまいます。
浴衣についたシミは早めに対処するのがベストです。
以下の記事で浴衣の洗濯やシミ抜き方法について詳しくご紹介しているので、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。
浴衣の正しいたたみ方を知ろう!シワになりにくい本だたみって?
浴衣にシミがないか確認して、きちんと洗濯できたら、浴衣をたたんでいきましょう。
各ステップをしっかりと守って、丁寧にたたんで行くことを心がけてくださいね。
浴衣の正しいたたみ方:本だたみの手順
浴衣の一番スタンダードなたたみ方が「本だたみ」です。
以下の手順に沿ってたたんでいきましょう。
1.浴衣を置く
裾を右、頭の方を左にして、浴衣をきれいに伸ばして置きます。
2.手前の脇線に沿って折る
自分から見て手前側にある前身頃を、脇線で折りこみます。
3.おくみ線で外側に折る
手前側の前身頃をおくみ線で手前に折ります。
浴衣の後ろの衿は内側に折り込みます。
4.奥の衿を手前の衿に重ねる
奥にある衿を手前にある衿の上に重ねます。
この時、身頃がすこしダブつきますが、特に問題ないので気にしなくてOKです!
5.奥のおくみを手前のおくみに重ねる
奥にあるおくみを、手前にあるおくみの上に重ねます。
ぴったりと合わさるように、すこしずつずらして調整しましょう。
6.奥の脇線を手前の脇線に重ねる
奥にある脇線を、手前にある脇線の上に重ねます。
ここで一旦全体のシワなどを綺麗に整えましょう。
裾の方から徐々に衿の方へ重ねるようにすると◎。
7.袖を折る
上側になっている袖を、袖がついている位置から奥へ折り返します。
8.浴衣の身頃を折る
浴衣の裾を持ち、衿先のすぐ下を折り線にして身頃を半分に折ります。
その後、袖の上に重ねましょう。
この時折り目がくしゃくしゃにならないようにゆっくりと重ねるのがコツです。
9.残った袖をかぶせる
全体がくずれないように気をつけながら、裏返します。
その上に残った袖をかぶせましょう。
10.出来上がり!
最終的に四角くコンパクトな形になったら完成です。
番外編:浴衣の帯のたたみ方
浴衣を着る時に欠かせないのが、帯ですよね。
帯も浴衣と一緒にきちんとしまう必要があります。
ただし帯は浴衣と違って水洗いができません。
水洗いはせずに、以下のステップでお手入れしましょう。
- 乾いたタオルで汚れを拭き取る
- 陰干しして湿気を取る
- アイロンでシワを伸ばす
お手入れが完了したら帯をたたんでOKです!
帯のたたみ方はいたってシンプル。
- 折ってたたむ
- 巻く
以上の二択です。
自宅の収納スペースなどと相談して、ベストな方法でしまいましょう。
正しくたたんで、次の夏も綺麗な浴衣を楽しもう
今回は浴衣の正しいたたみ方をご紹介しました。
難しいイメージだった浴衣のたたみ方ですが、コツさえ掴んでしまえば誰でも簡単にたたむことができます。
夏の終わりには、お気に入りの一着をきちんとたたんでからしまってあげましょうね。
正しいたたみ方を知ることが、次の夏も綺麗な浴衣を着る一番の秘訣ですよ。
大切な浴衣を長く着るためにも、今回ご紹介したたたみ方をしっかりとマスターしてくださいね。