お祭りで着た浴衣の洗い方!お手本にしたいお家でできる洗濯方法
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夏のお祭りや花火でテンションを盛り上げてくれる浴衣ですが、ついつい汚してしまった経験はありませんか?
お祭りの屋台の食べ物をこぼしてしまったり、地べたに座って花火を見たり、浴衣は意外と汚れるシチュエーションが多いものです。
でも毎回清潔にキレイに着たいからと言って、着る度にクリーニングに出していてはお金も時間ももったいないですよね。
数日後には別のお祭りに行くのに、間に合わない!なんてことも…。
実は浴衣はちょっとしたコツさえ掴んでしまえば、簡単に自宅で洗うことができるんです。
記事の目次
浴衣は自宅でこう洗う!洗濯する前にチェックする3つのこと
最近は浴衣も安くて可愛いものが簡単に手に入りますが、どうせならお気に入りの一枚を長く大切に着たいですよね。
そんな浴衣を洗濯する前に、確認しなければならないポイントが3つあります。
1.洗濯表示をチェック
新洗濯表示 | 旧洗濯表示 |
まずは浴衣の表示をチェックします。
洗濯機のマークが記載してあるものは基本的にお洗濯OKです。
手洗いマークの付いてるものは手洗いも可能。
表示のない場合は、購入したお店に洗い方を確認することをおすすめします。
素材に関しては、基本的に綿やポリエステルで作られた浴衣は、洗うことが可能です。
麻の浴衣は家で洗濯すると縮んでしまいますので、必ずクリーニングに出すようにしましょう。
2.色落ちしないかチェック
浴衣は染料によっては、色落ちが激しい場合があります。
柄がたくさん入っているものや、濃い色味の浴衣は特に注意が必要です。
もし洗える素材であっても、色落ちしやすいものはクリーニングに出しましょう。
実際に色落ちしやすいかどうかを、以下の手順に沿って確認してみてください。
- 白い布に中性洗剤を含ませる。(※古くなったタオルなどでOK)
- 白い布で丁寧に生地をたたきながらなじませる。(※浴衣の目立たない部分で試しましょう)
- 白い布に浴衣の色が移っていないかどうか確認する。
- 色が白い布に移っていなければOK!
もし白い布に色が移ってしまった場合は、その浴衣は色落ちしやすいものになりますので、水洗いは避けたほうが無難です。
3.シミがないかチェック
浴衣にシミや汚れがついてしまっている場合は、まずシミ抜きか部分洗いをします。
どのアイテムを使う場合も、必ず色落ちしないかどうか確認してから使うようにしてくださいね。
ファンデーションや日焼け止めのシミ
汚れている部分にクレンジングオイルをつけて歯ブラシでやさしく擦り、水ですすぎます。
泥や土の汚れ
ドライヤーなどを当てて、付着した泥や土をしっかりと乾燥させます。
乾燥できたら歯ブラシなどで払い落として、固形石鹸でやさしくこすってから水ですすぎます。
食べこぼしのシミ
中性の食器洗い用洗剤をつけて歯ブラシで一定方向にやさしくやさしく擦り、水ですすぎます。
前述の洗い方を実践してもシミが残ってしまった場合は、自宅でのお洗濯は困難です。必ずクリーニングに出してください。
お家で実践!浴衣の基本的な洗い方
3つのチェックを全てパスした浴衣は、自宅でしっかり洗ってあげましょう。
汗などの沈着で汚れが染み込んでしまう恐れがあるので、着用後はできるだけ早く洗ってくださいね。
まずは正しくたたもう
生地の傷みや型崩れなどを防ぐために、浴衣はたたんでから洗いましょう。
たたみ方は裾だたみがおすすめです。
浴衣の背縫い線で折りたたんでから、袖を合わせて折りたたんで、丈を交互に三つ折りにしてください。
汚れやすい袖口と裾は、どちらも外側にくるようにすると汚れが落ちやすいですよ。
きちんとたためたらお洗濯OK。
これから紹介するお好みの方法で洗ってください。
洗濯機で洗う
浴衣は洗濯機でも洗うことができます。
ただし以下の注意点を守ってお洗濯してください。
1.浴衣を洗濯ネットに入れる
洗濯機を使う場合は、たたんだ浴衣をジャストサイズの洗濯ネットに入れましょう。
ネットが大きすぎると浴衣がネットの中で動いてしまい、傷みや型崩れの原因になります。
逆に小さすぎると、浴衣の生地が重なりすぎて均等に洗えなくなるのでご注意を!
2.おしゃれ着用洗剤を使う
出典:Amazon
浴衣はおしゃれ着用の中性洗剤で洗うのがおすすめです。
エマールやラボンなど、市販のものでも優秀なおしゃれ着洗剤がたくさんあるので活用しましょう。
普段使っている洗濯用洗剤で洗ってしまうと、洗浄力が高すぎて色落ちする可能性が高くなるので注意が必要です。
3.ドライコースで洗う
必ず「ドライコース」で洗ってください。
強い力が加わると傷みや型崩れの原因になります。
手洗いする
手洗いの場合は以下の手順に沿って、やさしく洗ってください。
- 洗面器などに水をはり、中性洗剤を溶かす。
- たたんだ浴衣を入れて、やさしく押し洗いする。
- 洗い終わった浴衣を洗濯ネットに入れて、一番弱い設定で1分ほど脱水する。
- 新しい水で再び押し洗いし、すすぐ。
- 再度1分ほど脱水する。
洗濯機での脱水は短めにするのがポイント。水滴が少し残る程度の方がシワも伸びて仕上がりがキレイになります。脱水後はすぐに干しましょう。洗濯機の中に濡れたまま浴衣を放置なんてことは、絶対にしないでくださいね!
浴衣の干し方のコツ
浴衣を干すときは「陰干し」がベストです。
日光に当てると色あせの原因になる場合があるので、必ず陰干ししてくださいね。
取り外しができる物干し竿があれば、そこに浴衣の両袖を通して干しましょう。
物干し竿がない場合は、和服用のハンガーを使って干してもOKです。
この時に手で軽くたたいてしっかりシワをのばしておくと、その後の仕上がりがキレイになりアイロンがけもラクになりますよ。
扇風機やサーキュレーターなどの風を当てると早く乾くので、ぜひ実践してみてください。
浴衣は正しく洗って楽しい夏を
家で洗うのが難しいイメージだった浴衣ですが、注意点をきちんと押さえて正しく洗えば何も怖くありません。
お祭りシーズンにはお気に入りの一着を、ぜひご自宅で洗ってヘビロテしてください。
ただ夏の終わりにはしっかりとクリーニングに出して、次の夏に備えてくださいね。
大事な一着を長く大切に着るためにも、ちょっとしたコツをマスターして自分でお洗濯してみてはいかがでしょうか?