これであなたも洗濯名人!種類別で簡単にわかるしみ抜きマニュアル
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シミ抜きに一番大切なのは、シミの種類を理解してそれに合わせた適切な方法で汚れを落とすことです。
ただ洗濯しただけでは落ちない汚れはしっかりとシミ抜きを行うことで、生地を傷めずに汚れを落とすことができます。
今回は、知っておきたいシミ抜きの基本と、汚れの種類別の正しい方法をご紹介します。
記事の目次
【永久保存版】知って役立つ家庭でできる種類別シミ抜きマニュアル
シミ抜きは部分的に汚れを落とす方法です。
シミ抜きが必要な衣類は繊維に複数種類の汚れがついている状態なので、順番に落としていく必要があります。
シミ抜きが必要な汚れとは?
衣類についた汚れが酸化することでシミになり、シミになることで洗濯だけでは落ちない状態になります。
シミと言っても、その原因となる成分によって落とし方が異なります。
一般的にシミの種類は大きく分けて3つに分類されます。
3つの種類はそれぞれにシミ抜きの方法が異なり、どんな汚れがついているのかを理解することでスムーズに落とすことができます。
シミ抜きは順番が大切!
衣類に付く汚れは複合的なものが多いので、上から順番に落としていく必要があります。
例えると、カレーです。
カレーには大量の水、油と色の強いターメリックを含んだカレールーを使います。
水性の汚れ、油性の汚れ、色素など様々な汚れがついているものを順番に落とすことでキレイになります。
よって、シミの対処法は決して一つではなく、シミ抜きが一度の工程で終わらないことがあることも理解しておきましょう。
種類別のシミ抜きの方法
より効率良くシミを落とすためには種類別の適した方法を理解しておく必要があります。
今回はご家庭でよく起こるシミも含めて汚れを6種類に分けてそれぞれの正しいシミ抜きの方法を紹介します。
水性のシミ
醤油・コーヒー・ジュース・お酒などです。
水性のシミは水洗いで落とすことができるため、汚れがついてから時間が経過していなければ水で流すだけで落とすことができます。
時間が経過してしまった場合は食品や飲料の汚れは食器用洗剤で落とすことができます。
また、酸化して茶色っぽくなったシミにはプロが考案した万能シミ抜き剤「魔法水」を使うのもおすすめです。
参考:クリーンショップYokokura「横倉式魔法水って?」 (2019/4/8参照)
油性のシミ
チョコレート・口紅・機械油・食用油など、油が主成分です。
すぐに洗濯すれば落とすことができますが、時間が経って酸化すると落としにくくなるのでシミ抜きが必要です。
付いて間もない油汚れのシミ抜きには、クレンジングオイルがおすすめです。
油汚れを溶かすことができるクレンジングオイルは水と混ざると乳化作用で簡単に洗い流すことがでるので、自宅でも簡単に実践できますよ。
また、酸化して茶色っぽくなったシミにはプロが考案した万能シミ抜き剤「魔法水」を使うのもおすすめです。
参考:クリーンショップYokokura「横倉式魔法水って?」 (2019/4/8参照)
不溶性のシミ
泥・墨汁・ゲルインクなど、水に溶けない成分のシミです。
水と油、両方に溶けないため物理的な方法で落とす必要があります。
不溶性のシミに効果的なシミ抜きの方法は手もみやブラシでのブラッシングです!
やりすぎてしまうと、生地を傷めてしまう可能性があるので、注意してください。
また不溶性のしみは落ちるものもありますが、ご家庭での洗濯では落ちない汚れが多いため、その場合は専門のクリーニング業者にお願いすることをおすすめします。
不溶性のシミは基本的についたらとれない!と考えておきましょう。
汚れは事前に防ぐことが重要なので、シミがつかないように汚れても良い服を着るなどの対処を行いましょう。
樹脂系のシミ
絵の具・ペンキ・ボンドなど、乾くと固くなるものです。
これらは、水性のものもあれば油性のものもあり、付いた時にすぐ対処しないと固まってしまうため落とせなくなります。
とにかくついたらすぐに拭き取って応急処置をしましょう。
樹脂系のシミに関しても、事前の予防策として汚れていい服で作業することをおすすめします。
色素系のシミ
赤ワイン・果汁・マーカーなど、色を出すための色素が衣類に付いてしまうことで発生するシミです。
色素系のシミは衣類の素材を染めてしまうため洗っただけでは落としにくく、漂白剤を使用することをおすすめします。
それでも落ちない場合は、専門のクリーニング業者にお願いしなければいけません。
酸化する前のワインのシミはベビーソープでも落とすことができました。
タンパク質のシミ
血液・肉・卵・牛乳など、時間が経過・熱が加わることで酸化して、黄ばみになります。
また、カビの栄養分にもなるため、放置しておくとカビが発生することもあります。
付いてしまったら、早めに落とすようにしてください。
シミ抜きは早めの対処が◎基本を覚えて適切に!
シミ抜きは汚れの種類を理解すればスムーズにできるようになります。
酸化してしまった汚れは漂白剤を使わないと落ちないものも多いので、漂白剤の使い方を覚えておきましょう。
ただし、漂白剤は使い方を間違えると生地を傷めてしまうことにもつながります。
お気に入りの洋服で傷ませたくないものや、高価な洋服はプロのシミ抜き屋さんやクリーニング店にお願いすることをおすすめします。
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