どうしてふわふわになるの?柔軟剤の成分と役割を調べてみた
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お洗濯の時間やクローゼットを開けた時に、ふわっと漂ってくるいい匂い。
柔軟剤を使ってお洗濯すると気分も上がりますよね。
「匂いがキツいのは嫌」「肌が弱いからちょっと心配」なんて人も多いのですが、正しい使い方さえわかっていれば怖いことはありません。
今回は柔軟剤の成分と、その役割について紹介します。
記事の目次
ふわふわになるのはなぜ?柔軟剤の効果と成分を教えちゃいます!
毎日色々な種類のCMを目にするほど、空前の柔軟剤ブームです。
でもそもそも柔軟剤って何からできていて、どんな効果があるのでしょうか。
柔軟剤の成分とは?
- 香料
- 抗菌剤
- 塩化水素
- シリコーン
など
上記以外にも柔軟剤にはたくさんの成分が含まれていますが、メインの成分の一つに香料があります。
香料が洋服の繊維に絡みつくことによって、お洗濯後の衣類からいい香りがするようになります。
その他にも衣類に菌が残りにくくなる抗菌剤や、繊維の表面をなめらかにする柔軟成分から構成されています。
柔軟剤の役割とは?
- 柔軟成分でフワフワな仕上がりに
- 香料でいい香りに
- 防臭効果でイヤな臭いを消す
- 静電気の防止
など
柔軟剤には繊維の表面をなめらかにして、肌触りをよくする柔軟成分が配合されています。
だから柔軟剤を使用すると仕上がりがふわふわになるんですね。
ここで重要なポイントになってくるのが、「電気」。
衣類の繊維はマイナスの電気、柔軟剤はプラスの電気を帯びていて、それがお互いに引きつけ合うことで柔軟成分が衣類全体にまんべんなく行き渡るようになっています。
洗濯機に入れるだけで良いので使うのも簡単です。
柔軟剤って絶対に必要?
そもそもお洗濯の主な目的は衣類の汚れを落とすことなので、「柔軟剤って絶対に必要なの?」と感じている人もいると思います。
でも洗剤だけのお洗濯では得られない効果が柔軟剤にはあるんです。
ただ、「絶対に使った方がいい!!」というわけでもないのが事実。
自分に合った使い方を見つける必要があります。
柔軟剤を使うメリットは?
- 柔軟成分で柔らかくフワフワな仕上がりになるので、肌触り重視のバスタオルやフェイスタオルにぴったり。
- ゴワゴワした着心地を嫌がる子供の衣類もふんわり仕上がる。
- 香料の成分で、衣類がとてもいい匂いに。
- 香りが持続するものを選べばクローゼットへに収納した後も不快にならない。
- 静電気を防止する効果があるので、乾燥する時期に最適。
洗剤だけのお洗濯にプラスの効果をもたらしてくれるのが柔軟剤です。
ただ、使わなくても洗濯物はキレイになるので”必要”ではないことも覚えておきましょう。
こんな人には向かないかも…
- 肌が弱い人
- アレルギー体質の人
- 人工的な香りが苦手な人
柔軟剤に含まれる抗菌成分や柔軟成分の中には、皮膚への刺激が強いものもあります。
年齢の低い子供や、アトピー体質など肌の弱い人には不向きかもしれません。
また最近の柔軟剤はいい香りをより長く持続させるために、香料の配合量がどんどん増えている傾向にあるようです。
体質によってはこの香料自体がアレルギーを引き起こすこともあるので、注意が必要です。
正しく使って心地いいお洗濯を
衣類のなめらかな肌触りと、心地いい香りで日々のお洗濯タイムを彩ってくれる柔軟剤。
自分や家族の体質や好みと相談しつつ上手に活用して、ワンランク上のお洗濯ライフを叶えてみてはいかがでしょうか?
柔軟剤を使うときについつい間違ってしまいがちなのが、その使用量です。
一回の量を間違えると、衣類の生地を傷めたり、逆に汚れが落ちにくくなってしまったりする場合があります。
また柔軟剤の香りが強くなりすぎると、気づかぬうちに周りの迷惑になっている可能性も。
容器に表示されている適量を確認し、きっちりと測って使用するようにしましょう。