シルクの洗濯方法は?繊細な生地が傷まないための洗い方と4つのコツ
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謝恩会やパーティーで着たシルクのお洋服、お手入れしたくても傷まないか不安ですよね。
少しのシミや汚れならクリーニングに出さずお家でなんとかしたいけど、失敗したくない…。
そんなときに役に立つ、シルクの洗い方と失敗を防ぐ3つのルールをご紹介します。
記事の目次
コツを覚えれば安心!傷まないシルクの洗い方
シルクはとても繊細なので、普段と同じように洗濯してしまうと傷みの原因にもなります。
まずは、次の3つのルールを覚えておきましょう。
1.取り扱い表示を見る
新洗濯表示 | 旧洗濯表示 |
シルク素材の服を洗う前には必ず洗濯表示を確認しましょう。
水洗い不可のマークがあった場合は自宅での洗濯はできませんのでクリーニング店に依頼しましょう。
また、ドライクリーニングのマークがあった場合もクリーニング店に依頼しましょう。
2.色落ちに気をつける
シミ抜きをすることで素材の色が落ちてしまうことがあります。
洗う前には必ず色落ちテストを行いましょう。
色落ちテストの方法
- 洗濯用洗剤を衣類の目立たないところにつける
- 5分ほど時間を置く
- 白い布やティッシュなどで洗剤をつけたところを軽く押さえる
上記のテストで色落ちがなかったら、手洗い可能です。
自宅でもできるシルクの洗い方
洗えるかの確認をしたらさっそく洗濯していきましょう。
繊細な素材であるシルクは手洗いがおすすめです。
シルクを手洗いする手順
シルクの傷みの原因となる柔軟剤や漂白剤の使用は避けて、中性洗剤で洗いましょう。
用意するもの
- 中性洗剤
- 洗濯桶(洗面所でも可能です。)
- ぬるま湯(30℃前後)
- 大きめのタオル
1.洗濯桶にぬるま湯を入れ、洗濯液を作る。
用意したぬるま湯に適量の中性洗剤を入れてください。
シルクは髪の毛と似た組成ですので、中性洗剤がない場合は無香料のシャンプーなどで代用ができます。
2.洗濯液で押し洗いをする。
シルクを洗濯液につけてやさしく振り洗いをしてください。
汚れが目立つ場合には軽く押し洗いをしましょう。
シルクは摩擦に弱く、こすると毛玉や毛羽立ちができやすくなってしまいますので注意してください。
3.ぬるま湯ですすぐ。
ぬるま湯で2~3回ほどシルクをすすいでください。
やさしく押し洗いか振り洗いで洗剤を落とします。
洗い残しは傷みの原因になるので、洗剤は確実に落としましょう。
4.タオルドライをする。
手でやさしく水気をきり、用意したタオルにシルクを挟みます。
このとき衣類の形を整えておくとシワになりにくいです。
タオルを端から丸めるようにして脱水するとより水気をとることができます。
5.陰干しをする。
形を整え、日陰で平干ししてください。
水気を多く含んだシルクは自重で変形する場合があります。型崩れを防ぐため日陰で平干しをしてください。
シルクは洗濯機で洗えるの?
デリケートなシルクは品質を保つためなるべく手洗いをおすすめしますが、どうしても手洗いする時間がない場合のために洗濯機での洗い方もご紹介します。
ただし、手洗い推奨の洗濯表示がついている場合は洗濯機の使用はNGです。
用意するもの
- 洗濯ネット
- 中性洗剤
1.洗濯ネットに入れ、手洗いモードで洗濯する。
摩擦を防ぐため、シルクを裏返して畳んで洗濯ネットに入れます。
脱水は最短時間(15~30秒ほど)に設定しましょう。
2.陰干しをする。
脱水後、シルクの形を整えて吊り陰干しをしてください。
ここでも平干しがおすすめです。
部分的なシミがついたときは?
シルク素材の衣類に部分的なシミがついたときは、中性洗剤を使用してシミ抜きを行うのがおすすめです。
汚れに直接洗剤を塗り、やさしくなじませて汚れを落としましょう。
このとき、こすったりつまんだりするのは型崩れやシワの原因になるので避けましょう。
シルクには適切なお手入れを!
大事な場面での活躍が多いシルクのお手入れ方法は覚えておくと便利です。
繊細な素材なのでとにかく優しく扱いましょう。