Nikwaxを使ったゴアテックスジャケットの正しい手入れ方法
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ゴアテックスジャケットは高機能だからこそお手入れの方法にも迷いますよね。
たくさんの人が選んでいるのがNikwaxです。
今回はNikwaxを使用してゴアテックスジャケットをお手入れする方法をご紹介します。
記事の目次
防水性を高める一手間!Nikwaxでゴアテックスジャケットをお手入れする方法
Nikwaxはスポーツ用品店やネット通販で購入することができます。
一般的な洗剤とは何が違うのでしょうか?
Nikwaxとは
出典:株式会社エバニュー
Nikwaxは、ゴアテックスのような防水性や透湿性、撥水性などを持っている素材を洗濯・手入れするための洗剤です。
ゴアテックスは、市販されている一般的な洗剤で洗濯すると、汗を蒸気として逃がすための通気孔が詰まってしまい本来の性能を発揮できなくなります。
そのため、Nikwaxのような専用の洗剤を使用してお手入れするのがおすすめです。
Nikwaxは使い分けが大事!
出典:株式会社エバニュー
Nikwaxにはいくつかの種類があり、それぞれ役割が異なります。
その中の1つであるTECH WASH(テックウォッシュ)は衣類の汚れを落とすための洗剤です。
一般的な洗剤と同じような方法で使用でき、ゴアテックスだけでなくレインコートやナイロンジャンパーなど普段着の洗濯にも使用できます。
またNikwaxの一種であるTX.DIRECTは、落ちた撥水力を復活させるための撥水剤です。
ゴアテックス製品には撥水性が備わっていますが、使用するうちに撥水力は落ちて弱まります。
TX.DIRECTを使用することによって、撥水性キープすることができます。
Nikwaxでゴアテックスジャケットをお手入れする方法
ゴアテックスジャケットのお手入れは、
汚れを落とす→撥水加工をする
の流れが基本です。
ゴアテックスの素材そのものは防水性・透湿性は兼ね備えていますが、撥水性は備えていません。
そのため、製品化されるときに撥水性を追加しています。
撥水性の追加は自宅でも簡単にできるので、効果が弱まってきたと感じたときには定期的にお手入れをしましょう。
ゴアテックスのお手入れ方法
用意するもの
- TECH WASH(洗剤)
- TX.DIRECT(撥水剤)
- ぬるま湯
- たらいまたは洗面器(洗面台や浴槽でも可能です)
- アイロン
撥水加工を行うときには、素手で行うと手にまで撥水剤がついてしまうのでゴム手袋やビニール手袋があると便利です。
お手入れの手順
ゴアテックスジャケットは洗濯機で洗えるものもありますが、手洗いでやさしく洗う傷みにくくおすすめです。
事前に水洗い不可のマークがついていないか確認しましょう。
下記のマークがある場合は自宅でのお手入れは不可です。
水洗い不可マーク | |
新洗濯表示 | 旧洗濯表示 |
- 素材がこすれて傷むのを防ぐためにゴアテックスジャケットのチャックやポケットをすべて閉めて準備します。
- ぬるま湯を準備してTECH WASHを適量溶かし入れて溶液を作ります。(ジャケットの場合、テックウォッシュのフタ2杯分が適量です。)
- 全体がつかるように押し洗いして、汚れのひどい部分はもみ洗いします。
- 汚れを落としたら15分程度つけ置きします。
- 水が濁らなくなるまですすぎます。洗剤が残っているとゴアテックスの機能性が落ちてしまう可能性があるので念入りにすすぎましょう。
- この後撥水加工を行うため、軽く脱水します。水が滴り落ちない程度であれば濡れたままでも大丈夫です。
撥水加工の手順
- ぬるま湯の中によく振ったTX.DIRECTを入れて溶かします。
- 中にゴアテックスジャケットを入れて10分から15分間つけ置きします。
- 全体をコーティングできるよう全体が液に浸かるようにしましょう。
- 水が濁らなくなるまでしっかりすすぎます。
- 洗濯表示で指定されている方法で干します。
- 乾いたら仕上げに低温でアイロン掛けをします。必ずあて布をしましょう。
TX.DIRECTでコーティングするだけでも十分に撥水加工ができますが、アイロンによって更に効果を高めることができます。
ゴアテックス製品によってはアイロン掛けNGなものもあるので、必ず洗濯表示を確認しましょう。
ゴアテックスジャケットはNikwaxでお手入れをしよう
ゴアテックスジャケットのお手入れの方法をご紹介しました。
Nikwaxを使用し、しっかり正しい方法でお手入れをすることで、長期間性能を保ったまま使用することができます。
定期的にしっかりお手入れをするようにしましょう。