服についたボールペンインクの落とし方を大公開!最短5分でできるシミ抜きテク

お気に入りの服についたボールペンのインク、見つけた瞬間ドキッとしてしまいますよね。でも、あきらめるのはまだ早いんです!
実は、身近なアイテムを使えば、最短5分でスッキリ落とせる方法があります。本記事では、クリーニングのプロが監修する確かなテクニックをご紹介。
素材に合わせた適切な対処法で、大切な服を傷めずキレイにするコツをお伝えします。大好きな服を長く楽しむために、ぜひ試してみてください!

記事の目次
まずはインクの種類を確認しよう
主なボールペンのインクの種類
ボールペンのインクは、大きく分けて 「油性」「水性・ゲル」「消せるインク」 の3種類。それぞれ成分が違うので、落とし方も変わってきます。
油性インク
油性インクは、水に強く、なかなか落ちにくい のが特徴です。一般的なボールペンに使われることが多く、耐久性が高いことがメリットですが、服についてしまうとしっかりした対処が必要になります。
水性インク・ゲルインク
水性インクやゲルインクは、水に溶けやすく、比較的落としやすい タイプです。
色が鮮やかでなめらかに書けるため、おしゃれなペンに多く使われています。ただし、時間が経つと繊維に染み込みやすいので、早めの対処が大切です。
消せるインク(フリクションインク)
フリクションインクは、熱を加えると透明になる 特殊なインクです。間違えても消しゴムでこすれば消える便利なペンですが、服についてしまった場合は少し工夫が必要です。
適切な方法で落とせば、キレイにすることができますよ!
次のステップでは、それぞれのインクに合った落とし方を詳しく紹介していきます!

インクによって落とし方が違う理由
ボールペンのインク汚れを落とすとき、インクの種類によって適切な方法が違うのは、インクの成分がそれぞれ異なるからです。
フリクションインクは熱で透明になるという特徴があるため、落とすというより熱で「消す」ことが可能です。
このように、インクの性質を理解しておくと、生地を傷めずに効率よく汚れを落とすことができます。次の章では、それぞれのインクに合った具体的な落とし方を詳しく紹介します!
【油性インク】のシミ抜き方法
油性インクは水に溶けにくく、一度ついてしまうと落としにくい特徴があります。でも、正しい方法を使えば、
自宅でもキレイにすることが可能です。 早めに対処することがシミを残さないポイントです。
付着した直後の油性インクの落とし方
油性インクが服についてしまったら、すぐに処置をすることが大切です。 時間が経つと繊維の奥まで染み込んでしまうので、早めの対応を心がけましょう。
アルコールや除光液を使う
油性インクは、水には溶けませんが、アルコールに溶けやすいという性質があります。そのため、消毒用アルコール(エタノール)や、ネイルの除光液(アセトン入り)を使うことで、効果的に落とせます。
手順
- 乾いた布やキッチンペーパーを下に敷く。
- 綿棒やコットンにアルコールを含ませ、インク部分をトントンとたたく。
- インクが浮いてきたら、清潔な布でふき取る。
- 最後に、ぬるま湯でやさしく洗い、洗濯機で洗いましょう。
生地によってはアルコールで色落ちしてしまう可能性もあるため、目立たない部分で試してから使いましょう。付着している範囲が大きいと、インクの汚れがまわりに広がってしまう可能性があるため注意しましょう。
クレンジングオイルや洗剤の活用
アルコールが手元にない場合は、クレンジングオイルや食器用洗剤を使うのも効果的です。クレンジングオイルや食器洗剤には油分を分解する成分が含まれているため、インク汚れを浮かせやすくなります。
手順
- クレンジングオイルや洗剤をインク部分に少量ずつつける。
- 指や歯ブラシでやさしくなじませる。
- ぬるま湯でしっかりすすぎ、洗濯機で洗いましょう。
この方法は、特に優しい成分のものを使いたい場合におすすめです。
時間が経ってしまった場合の対処法
インクが固まる前に、早めの対処が重要
油性インクは時間が経つと固まり、生地に定着してしまいます。完全に乾いてしまう前に、アルコールやクレンジングオイルでインクを浮かせることがポイントです。
手順
- 布などにアルコールやクレンジングオイルをつけて、インクがついた箇所に少量ずつつける。
- やさしくたたいて、インクを少しずつ移し取ります。
- 洗濯用洗剤でやさしく洗い、すすぎましょう。
何度か繰り返すことで、少しずつとれることもあります。専用のシミ抜き剤を利用したり、自宅での処置で落ちにくい場合は、専門のクリーニング店に依頼するのもおすすめです。
【水性インク・ゲルインク】のシミ抜き方法
水性インクやゲルインクは、水に溶けやすく比較的簡単に落とせる特徴があります。 ただし、時間が経つと繊維に染み込んでしまうため、早めの対処が重要です。 ここでは、基本的な落とし方と応急処置の方法をご紹介します。
基本の落とし方
水性インクやゲルインクがついたときは、とにかく早く対処することが大切です。水と石鹸を使って汚れを浮かせることがポイントです。
水と石鹸を使って汚れを浮かせる
手順
- 汚れた部分を水で軽く濡らします。
- 固形石鹸を直接インク部分にこすりつけます。
- 指でやさしくもみ洗いしてインクを浮きあがらせます。
- 流水で石鹸とインクを洗い流しましょう。
生地をゴシゴシこすらないように、優しくもみ洗いすることが大切です。
洗濯用洗剤を使ってしっかり洗う
石鹸で落としきれない場合は、洗濯用洗剤を使ってさらにしっかり洗います。
手順
- 洗濯用洗剤をインク部分に直接つけます。
- 軽くもみ洗いして、インクを浮かせます。
- ぬるま湯でしっかりすすぎ、通常通り洗濯機で洗う。
この方法で、多くの水性インクやゲルインクの汚れを落とすことができます。

応急処置の方法
外出先でインクがついてしまったときは、応急処置が役に立ちます。すぐに洗えない場合でも、簡単な対処法を行うこどで、その後シミが残りにくくなります。
水でインクを落とす
水性インクやゲルインクは
水に溶けやすいため、まずは水を使って応急処置をします。
手順
- ペットボトルの水などを使って、インク部分に水をかけます。
- インクが浮いてきたら、ティッシュやハンカチで吸い取りましょう。
こすらずに、トントンと軽くたたいて吸い取るのがコツです。
濡れ布巾で軽く叩く
濡れた布や巾着ティッシュを使うという方法もあります。
手順
- 濡らしたたハンカチやティッシュを用意します。
- インク部分をトントンと優しく叩く。
- インクがハンカチやティッシュに移ったら、キレイな布でふきとります。
応急処置をすることで、後からのシミ抜きがぐんと楽になります。 家に帰ったら、基本の落とし方を試してみてくださいね。
消せるインク(フリクションインク)の汚れ対策
フリクションインクは温度変化で色が消えたり戻ったりする特殊なインクです。
熱を加えることで透明にすることができます。
アイロンを使った対処法

手順
- アイロンの温度を中温(約60〜80℃)に設定します
- 当て布(ハンカチや薄手の布)を汚れた部分に使える。
- アイロンを軽く押し当て、10〜20秒ほど温めます。
- インクが透明になったことを確認しましょう。
革製品などの対処方法
フリクションインクが革製品についてしまった場合、水やアルコールで拭き取るとシミになったり、色が落ちたりする可能性があるため注意しましょう。
革製品についてしまったインクは、無理にこすったりせず適切な方法で対処することが大切です。プロのクリーニング専門店に相談するのが安心です。
応急処置のポイント|外出先でできるシミ抜き術
ボールペンのインクが服についてしまったとき、すぐに洗えない場合もありますよね。そんなときは、正しい応急処置をすることでシミを最小限に抑えられます。ここでは、外出先でも簡単にできるシミ抜き術を紹介します。
油性インクの場合

油性インクは水に溶けにくく、そのまま放置すると繊維に染み込んで落ちにくくなります。シミに気づいたら、できるだけ早めに応急処置をしましょう。
乾いた布でつまむ
- インクが広がらないように、乾いた布やティッシュでこすらずにつまむように押さえます。
- ゴシゴシこするとインクが繊維の奥に入り込んでしまい、落としにくくなるので注意しましょう。
アルコールシートがあれば使う
- アルコールを含んだウェットティッシュ(アルコールシート)があれば、軽く叩くようにしてインクを浮かせます。
- 強くこすらず、ポンポンと優しく押さえるのがポイントです。
- アルコールが乾く前に、乾いたティッシュなどで余分な水分を取ると効果的です。
すぐに処置すれば、帰宅後の洗濯でもシミを落としやすくなります。外出先では完全に落とせなくても、応急処置をしておけばシミの広がりを防ぐことができますよ。
水性インクの場合

水性インクは油性インクよりも落としやすいですが、放置すると繊維に染み込んでしまうことがあります。すぐに対処することが大切です。
濡れ布巾でインクを浮かせる
- 水性インクの場合は、水に溶けやすいため濡れ布巾やウェットティッシュを使うと効果的です。
- 乾いたティッシュや布でこすらず、軽く叩いてインクを浮かせるようにしましょう。
- 水分を含ませすぎるとインクが広がる可能性があるので、少しずつ様子を見ながら行うのがポイントです。
水性インクは比較的落としやすいので、応急処置をすれば帰宅後の洗濯でほとんど落とせます。広がらないように、優しく拭き取るようにしましょう。
応急処置をするだけでも、その後のシミ抜きがぐっと楽になります。外出先でインクがついたときは、できる範囲で素早く対応することがおすすめです。

素材や衣類による注意点|自宅での対処が難しい場合
ボールペンのインク汚れを落とすときは、衣類の素材や洗濯表示を確認することが大切です。間違った方法で処理すると、生地を傷めたり、色落ちしたりすることもあります。ここでは、自宅でシミ抜きをする前に確認すべきポイントと、自分で落とせない場合の対処法を紹介します。
確認すべきポイント
シミ抜きをする前に、衣類の素材や特性をチェックしましょう。
衣類の素材や洗濯表示
- 衣類の洗濯タグを確認し、水洗いが可能かどうかをチェックしましょう。
- シルクやウールなどのデリケートな素材は、水や洗剤で処理するとダメージを受けることがあります。
- レーヨンやアセテートなどの水に弱い素材も注意が必要です。
色落ちや水洗い不可の確認
- 色落ちしやすい素材の場合、アルコールや洗剤を使うと色がにじむことがあります。
- 目立たない部分に少しだけ洗剤をつけ、色落ちしないかテストしてからシミ抜きをしましょう。
- 「水洗い不可」の表示がある場合は、無理に自分で洗わずクリーニング店に相談するのが安心です。
自分で落とせない場合はクリーニングへ

インク汚れがひどい場合や、大切な衣類の場合は、無理に自分で落とそうとせずクリーニング店に相談しましょう。
クリーニング店に伝えるべきポイント
- インクの種類
(油性・水性・ゲルインクなど)を伝えると、適切な処理をしてもらえます。 - いつインクがついたか
シミ抜きの対応方法が変わります。 - 自分で処理した場合
何を使ったか(アルコール・洗剤など)を伝えると、クリーニング店での対応がスムーズになります。
シミ抜きの料金やサービスの確認
- クリーニング店によってはシミ抜きが有料の場合があります。事前に料金を確認しましょう。
- 「インクのシミ抜き」に対応しているかどうかを確認し、専門のシミ抜きサービスがある店を選ぶと安心です。
- 早めにクリーニングに出せば、汚れが定着する前に落としやすくなります。
- シミの状態や素材によっては完全に落とせない場合もあるため、事前に確認しましょう。
無理にこすったりすると生地を傷めることがあるので、慎重に対処しましょう。水洗いできない衣類の場合は、プロの力を借りるのが安心です。
自宅でのシミ抜きが難しいと感じたら、無理せずクリーニング店に相談するのがベストです。衣類を傷めることなくキレイにするために、経験豊富なプロに任せるのもひとつです!
ボールペンインクが布以外についた場合の対処法
ボールペンのインクは、衣類だけでなく革製品や家具、プラスチック製品などにもついてしまうことがあります。布とは異なり、水洗いができない素材も多いため、適切な方法で処理することが大切です。
※革製品の場合
革製品についたボールペンのインクは、間違った方法でこするとシミが広がったり、革を傷めてしまうことがあります。リスクもあるため、専門のクリーニング業者に相談するのがおすすめです。
大切な革製品は、無理に自分で対応せず、プロに相談・依頼するのがおすすめです。
油性や頑固な汚れはプロに任せるのが安心!
ボールペンインクの中でも、油性インクや時間が経ったシミは自力で落とすのが難しいことがあります。無理にこすると素材を傷める原因になるため、プロの力を借りるのもひとつの方法です。
宅配クリーニングなどのサービスを活用するのも便利
最近では、宅配クリーニングを利用してシミ抜きを依頼できるサービスも増えています。
宅配クリーニングの「リナビス」などを活用
- リナビスは、シミ抜きの技術に優れたクリーニング店で、宅配で依頼できるため忙しい方にもおすすめです。
- 衣類を送るだけで、プロが適切な方法でシミ抜きをしてくれます。
- 自宅近くに良いクリーニング店がない場合でも、全国対応の宅配サービスなら安心です。
自分で落とせない汚れは、無理せずプロに相談するのがベスト。
宅配クリーニングなら、店舗に行く手間がなく、まとめて依頼できるので便利です。頑固なインク汚れは、無理に落とそうとせず、プロの技術を活用してキレイにするのが安心です。
※シミの状態や素材によっては完全に落とせない場合もあるため、どうしても落としたいシミの場合は事前に相談することをおすすめします。

よくある質問(FAQ):ボールペンインクの落とし方でよくある質問
ここでは、ボールペンのインクの落とし方についてよくある質問にわかりやすく答えていきます。
※付着している範囲が大きいと、インクの汚れがまわりに広がってしまう可能性があるため注意しましょう。

お気に入りの服についてしまったボールペンのインク。最初はショックかもしれませんが、適切な方法で対処すれば落とせる可能性は十分あります。
大切なのは、焦らずにできることから試してみること。今回ご紹介した方法が、少しでもあなたの「うっかり汚しちゃった!」を解決するお手伝いになれば嬉しいです。
ただし、シミの状態や素材によっては完全に落とせない場合も少なくありません。
無理にこすったり強い薬剤を使うと、生地を傷めてしまうことも。どうしても落としたい大切な衣類の場合は、プロのクリーニングに事前に相談するのがおすすめです。
※シミの状態や素材によっては完全に落とせない場合もあるため、事前にプロのクリーニング業者に相談することをおすすめします。

