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カーテンの洗い方と頻度の目安!初心者でも安心の洗濯機・ドラム式・手洗いの方法と干し方

カーテンの洗い方

カーテンを洗いたいけれど、「フックはつけたままでいいの?」「洗濯機で洗っても大丈夫?」「ドラム式の場合はどうすれば?」と迷っていませんか?実は、カーテンは意外と簡単におうちで洗えるアイテム。ただし、洗い方を間違えると型崩れや縮みの原因になることもあるため、正しい手順を知っておくことが大切です。

私自身、ある日ふと窓辺で陽に透けたレースカーテンを見たとき、うっすら黒ずんだ汚れにハッとしたことがありました。「毎日目にしていたのに、こんなに汚れてたなんて…」と驚き、すぐに洗濯機の「手洗いコース」でネットに入れて洗ってみたところ、見違えるほど真っ白に。お部屋全体がパッと明るくなったのを実感しました。

カーテンの洗い方

本記事では、フックをつけたまま洗えるのかどうかや、洗濯機・ドラム式それぞれの洗い方、さらに手洗いのポイントや干し方まで、初心者の方でも安心して実践できる方法をわかりやすくご紹介します。さらに、洗う頻度の目安についても解説しますので、清潔で気持ちのよいお部屋づくりの参考にしてください。

記事の目次

カーテンは洗った方がいい?洗濯が必要な理由とは

カーテンは見た目ではあまり汚れていないように見えるかもしれませんが、実は毎日少しずつホコリや汚れがたまっています。とくに窓の近くにあるため、外から入ってくるチリや排気ガス、花粉などが付きやすく、気づかないうちに汚れが広がっているのです。

また、カーテンは空気の流れを受け止める場所でもあるため、ニオイや湿気も吸収しやすく、カビが発生することもあります。だからこそ、定期的にカーテンを洗って清潔を保つことが大切です。

放置するとどうなる?汚れやカビの原因

カーテンを長い間洗わずにいると、次のようなトラブルが起きる可能性があります。

  • ホコリや花粉がたまり、アレルギーの原因になる
  • 窓の結露や湿気が原因でカビが生える
  • ニオイがしみついて部屋全体が臭くなる
  • 見た目がくすんで部屋が暗く感じる

特にレースカーテンや長い間閉めっぱなしのカーテンは、湿気がこもりやすくカビが生えやすいため注意が必要です。

室内を清潔に保つために洗濯が大切

カーテンを清潔に保つことは、部屋の空気をきれいに保つことにもつながります。とくに以下のようなときには洗濯をおすすめします。

  • 季節の変わり目(春や秋)
  • 花粉や黄砂が多い時期のあと
  • 引っ越しや模様替えのタイミング
  • カーテンを触ってホコリっぽく感じたとき

目安としては年に1〜2回の洗濯がおすすめですが、汚れやニオイが気になったら早めに洗いましょう。洗濯することで、見た目がスッキリするだけでなく、空気も清々しくなり、心地よく過ごせる部屋になります。

カーテンを洗う頻度とおすすめの時期

カーテンは毎日目にしているのに、意外と「いつ洗えばいいのか」がわかりにくいですよね。でも、放っておくとホコリやニオイ、カビの原因になることも。きれいな空気と清潔なお部屋を保つために、カーテンも定期的なお手入れが必要です。

洗濯の目安は年に1〜3回

カーテンの洗濯は年に1〜3回を目安にすると良いとされています。洗う回数は、お部屋の環境や使い方によって少し変わります。

  • キッチンやリビングのカーテン
    油やニオイがつきやすいので年に2〜3回
  • 寝室やあまり使わない部屋
    汚れが少なめなので年に1回程度

花粉症の方は花粉が多い時期のあとに洗うと、症状を和らげる助けになります。

梅雨前や春の大掃除がベストタイミング

カーテンを洗うおすすめの時期は次の通りです

  • 梅雨前(5月ごろ):湿気が多くなる前にカビの予防ができます
  • 春の大掃除(3〜4月):花粉や冬のホコリをリセット
  • 秋の衣替えのタイミング(9〜10月):夏の湿気やニオイを落とすのに最適

このような季節の変わり目に合わせて洗うことで、洗濯しやすく、乾きやすい気候を活かせます。「今がタイミングかも」と思ったときにサッと洗っておくと、カーテンの傷みも防げて長持ちしますよ。

洗濯前に確認しておくべきこと

カーテンは家で洗えるものが多いですが、すべてのカーテンが同じ方法で洗えるわけではありません。間違った洗い方をすると、生地が縮んだり傷んだりすることもあるので、洗濯前にきちんと確認しておくことが大切です。

洗濯表示をチェックして洗えるか確認

まず最初に、カーテンの「洗濯表示ラベル」をチェックしましょう。カーテンの端などに付いているタグに、どのように洗えるかがマークで書かれています。

カーテンの洗濯表示

主な表示について

洗濯機マーク家で洗濯機洗いOK
手洗いマーク洗濯機はNG、やさしく手洗いが必要
バツ印(×)家では洗えないのでクリーニングへ
  • マークの意味がわからないときは、洗濯表示の一覧表を参考にすると安心です。
洗濯表示

素材や状態を確認して洗い方を決める

洗える表示があっても、カーテンの素材や状態によっては注意が必要です。

  • レースカーテンや薄手のもの:やさしく洗う必要がある
  • 遮光カーテンなど厚手のもの:重さがあるので洗濯機の容量をチェック
  • 劣化しているカーテン:破れやすいので無理に洗わない方がよいことも

もし心配な場合は、目立たない部分で少しだけ水にぬらして色落ちや生地の変化を確認してみましょう。

汚れやカビは事前に落としておこう

カーテンのすそや端は、ホコリやカビがたまりやすい場所です。洗濯機に入れる前に、汚れが目立つ部分を軽くたたいたり、やわらかいブラシでこすったりしておくと、汚れ落ちが良くなります。

カビがある場合は、カビ取り剤(使えるか表示を確認)や酸素系漂白剤を使って先に処理しておくと安心です。ただし、強い薬剤は素材を傷めることもあるので、目立たない部分で試してから使いましょう。

事前のひと手間で、洗濯後の仕上がりがぐんとよくなりますよ。

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カーテンを洗う準備と道具

カーテンの洗い方

カーテンをスムーズに洗うためには、あらかじめ必要なものをそろえ、簡単な準備をしておくと安心です。
しっかり準備しておけば、洗濯の途中で困ることもなく、きれいに仕上がります。

必要なアイテム一覧

カーテンを洗うときにあると便利な道具をご紹介します。

  • 洗濯ネット(大きめ)
    カーテンの型崩れや絡まりを防ぎます
  • 中性洗剤
    素材にやさしい洗剤。おしゃれ着用のものもOK
  • 柔軟剤(あれば)
    静電気を防ぎ、仕上がりがふんわり
  • 掃除機やハンディモップ
    ホコリを取るのに使います
  • 洗濯バサミ・ピンチハンガー
    干すときに使います

準備が整っていると、洗濯の流れがとてもスムーズになりますよ。

カーテンについカビを落とす掃除道具

フックの外し方とホコリの取り方

カーテンを洗う前には、必ずフックを外しましょう。つけたままだと洗濯機を傷つけたり、生地が破れたりすることがあります。

  • フックのタイプはS字やクリップ式などいろいろありますが、無理に引っ張らずに、やさしく外すのがポイントです。
  • 外したフックは小さな袋や空き箱に入れて保管しておくと、失くしません。

フックを外したあとは、カーテン全体のホコリを軽く取っておくと洗濯がより効果的です。掃除機のブラシやハンディモップで表面をなでるようにすると、ホコリがしっかり取れます。

洗濯ネットと洗剤の選び方

レースカーテンの洗い方タオル

カーテンはそのまま洗濯機に入れると、絡まったり傷んだりしやすいので、大きめの洗濯ネットにたたんで入れるのがおすすめです。

  • たたみ方のコツ
    ジャバラのように折りたたむとコンパクトになって収まりやすくなります。

洗剤は、カーテンの素材にやさしい中性洗剤がおすすめです。色落ちや縮みを防ぎながら、しっかり汚れを落とせます。おしゃれ着用洗剤や液体タイプの洗剤を選ぶと安心です。

また、柔軟剤を一緒に使えば、静電気を防いでホコリがつきにくくなるというメリットも。お好みに応じて取り入れてみてください。

自宅でできるカーテンの洗濯手順

カーテンはクリーニングに出さなくても、自宅でキレイに洗うことができます。ここでは、「洗濯機」「ドラム式洗濯機」「手洗い・つけ置き」の3つの方法について、やさしく解説します。

洗濯機で洗う場合

家庭用の洗濯機でカーテンを洗うときは、やさしく丁寧に扱うことがポイントです。

たたみ方・ネットの使い方

  • カーテンはジャバラ状にたたむと、しわになりにくく洗濯ネットに入れやすくなります。
  • たたんだカーテンは大きめの洗濯ネットにゆったり入れましょう。ネットに入れることで絡まりや生地の傷みを防げます。

洗濯機の設定と洗剤のポイント

  • 洗濯コースは手洗いコースドライコースなどのやさしいモードに設定します。
  • 洗剤は中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)を使うと安心です。
  • 柔軟剤を少量使うと静電気防止にも◎
  • 洗い終わったら、すぐに取り出して干しましょう。放置するとしわやニオイの原因になります。
カーテンの洗い方

ドラム式洗濯機で洗う場合

ドラム式は便利ですが、縦型に比べて衣類同士の摩擦が強くなりやすいため、より注意が必要です。

ドラム式は摩擦が強いので注意

ドラム式はたたき洗いのため、カーテンのような大きくてデリケートな布には負担がかかりがちです。傷みを防ぐためにも丁寧に準備しましょう。

デリケートコース・弱水流で洗う

  • 洗濯モードはデリケートコース・弱水流モードを選びましょう。
  • 強い水流や通常コースは避けるのが安心です。

洗濯ネットとたたみ方は必須

  • たたみ方とネットの使い方は縦型洗濯機と同じです。必ずネットに入れましょう。
  • 摩擦を減らして、型くずれや破れを防ぎます。

脱水は短め、乾燥機能は避ける

  • 脱水時間は1分以内の短めに設定すると、生地が傷みにくくなります。
  • 乾燥機はNG!縮んだり、生地がよれたりする原因になります。
  • 洗い終わったらすぐに取り出し、陰干ししましょう。

手洗い・つけ置き洗いの場合

洗濯機が使えないカーテンや、傷みが心配な場合は、手洗いやつけ置き洗いがおすすめです。

汚れがひどいときの対処法

  • 浴槽や大きめのたらいにぬるま湯をはり、中性洗剤を入れて20〜30分つけ置きします。
  • 汚れが気になる部分はやさしく押し洗いしましょう。こすりすぎないのがコツです。
  • カビがある場合は、酸素系漂白剤を使うと効果的(ただし素材によってはNGなので事前に確認を)。
  • 洗ったあとはたっぷりの水ですすぎ、軽く押して水を切ります。
  • 手洗いでも脱水機にはかけず、そのまま干して乾かすのがベストです。

それぞれの洗い方に合った方法を選んで、無理のない範囲でカーテンをきれいにしてみましょう!

カーテンをフックを付けたまま洗う方法は?注意点と手順

「カーテンのフックって、毎回外すのが面倒…」「そのまま洗えたら楽なのに」と感じたことはありませんか?実は、条件を満たしていればフックをつけたまま洗えるカーテンもあります。ただし、傷みやトラブルを防ぐためには、いくつかのポイントを確認することが大切です。

フックを外さず洗えるカーテンとは?

洗濯表示で「ウォッシャブル」対応か確認

まず一番大切なのは、洗濯表示タグをチェックすることです。「ウォッシャブル」や「家庭洗濯OK」と書かれていれば、家の洗濯機で洗えるカーテンです。

ただし、フックをつけたままで洗う場合は、洗濯ネットにしっかり入れることが前提になります。

フックの材質(プラスチック・ステンレス)がサビにくいものはOK

フックがプラスチック製やステンレス製であれば、サビにくく、つけたままでも洗濯しやすいです。金属でもステンレスなら基本的に水に強いのでOK。

ただし、フックの形が鋭かったり、引っかかりやすいものは生地を傷めるおそれがあるので注意しましょう。

装飾性の高い金属フックや重たいフックは取り外し推奨

デザイン性の高いフックや重たくて硬い金属製のフックは、洗濯中にカーテンや洗濯機を傷つける可能性があります。また、サビが出やすい素材もあるため、こうしたフックはできるだけ外して洗う方が安心です。

カーテンの洗い方

フックをつけたまま洗うときの注意点

フックをつけたまま洗う場合は、カーテンや洗濯機に傷をつけない工夫が必要です。以下のポイントを守れば、安全に洗うことができます。

生地や洗濯機へのダメージを防ぐため必ず洗濯ネットに入れる

フックがついたままのカーテンは、必ず大きめの洗濯ネットに入れて洗いましょう。ネットに入れることで

  • フックが洗濯槽に当たって傷をつけるのを防ぐ
  • カーテンが絡まるのを防ぐ
  • 生地の型くずれを防ぐ

といった効果があります。

カーテンを屏風(蛇腹)状にたたんでコンパクトにする

カーテンはジャバラ(蛇腹)状にたたむと、しわになりにくく、洗濯ネットにも収まりやすくなります。たたみ方のポイントは、

  • 端から折りたたむようにしてコンパクトに
  • フックの向きが交互にならないように整える

洗濯中の偏りを防げます。

フック同士がぶつかる音や傷防止にタオルで包む方法もあり

洗濯中にフックがぶつかる「カチャカチャ音」が気になる場合や、傷つきが心配なときは、カーテンごとやさしくタオルで包んでからネットに入れる方法もおすすめです。これにより、

  • フックの音が軽減される
  • 金具同士のぶつかりによるキズを防げる

というメリットがあります。

洗濯コースは「手洗いモード」や「ドライコース」でやさしく

洗濯機の設定は、できるだけやさしいコースにしましょう。

  • 「手洗いモード」「ドライコース」が最適です
  • 強い水流は避けて、ゆっくり洗える設定を選んでください

これによって、フック付きのままでもカーテンへのダメージを最小限に抑えられます。

脱水は短めに設定する

脱水はできるだけ短く設定しましょう(例:30秒〜1分)。長く脱水すると、

  • 生地が引っ張られて傷みやすくなる
  • フックが洗濯機に当たって破損する可能性がある

ため、やさしく仕上げるのがポイントです。

乾燥機能はNG(生地の傷みや縮み防止)

洗濯後は乾燥機を使わず、自然乾燥が基本です。

  • 高温の乾燥機は、生地の縮みや劣化の原因になります
  • カーテンレールにそのまま吊るして干すと、形も整いやすく一石二鳥です

フック付きのまま洗うのは少し工夫が必要ですが、ポイントを守ればとてもラクになります。忙しいときや手間を減らしたいときに、ぜひ取り入れてみてください。

フックをつけたまま洗う手順

フックを外さずに洗うときは、生地や洗濯機を傷めないように丁寧な準備とやさしい洗い方が大切です。以下の手順を守れば、安心して洗濯できます。

STEP
洗濯表示を確認

まずカーテンの洗濯タグを見て、「家庭洗濯OK」「ウォッシャブル」のマークがあるか確認します。
「×」マークがあるものは洗えないので、無理に洗わないようにしましょう。表示が不明な場合は、念のためクリーニング店に相談すると安心です。

STEP
カーテンを軽くはたいてホコリを取る

洗う前に、表面についたホコリを軽く払っておきましょう。ハンディモップや乾いたタオル、掃除機のブラシノズルでやさしくなでるだけでOK。汚れが落ちやすくなり、洗濯機の中も汚れにくくなります。

STEP
屏風状(蛇腹折り)にたたむ

カーテンをジャバラ(蛇腹)状に折りたたむことで、ネットにきれいに収まり、洗濯中に絡まりにくくなります。たたむ方向は、フックが外側に出ないように整えるのがポイントです。キレイにたたむことで、型崩れやしわも防げます。

STEP
洗濯ネットに入れる(できればタオルで保護)

カーテンは必ず大きめの洗濯ネットに入れましょう。フックがぶつかって音がしたり傷がついたりしないように、カーテンごとバスタオルなどで包むと安心です。フックが洗濯槽に当たるのを防ぎ、生地も守れます。

STEP
やさしいコースで洗濯

洗濯機の設定は「手洗いコース」「ドライコース」など、やさしい水流のものを選びましょう。洗剤は中性洗剤(おしゃれ着用洗剤など)がおすすめです。柔軟剤を加えると、ホコリがつきにくくなる効果もあります。

STEP
脱水後はすぐに取り出してレールに吊るして干す

脱水は短時間(30秒〜1分)に設定し、生地が傷まないようにします。洗濯後はすぐに取り出して、カーテンレールにそのまま吊るして干しましょう。重みでしわが伸び、乾くころには見た目もスッキリ仕上がります。

この手順を守れば、フックを外す手間を省きながらも、安全にカーテンを洗濯できます。
忙しいときにもぴったりの方法なので、ぜひ取り入れてみてください。

フックをつけたまま洗うメリット・デメリット

フックをつけたままカーテンを洗うのは便利ですが、良いところもあれば注意すべき点もあります。ここでは、メリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

フックをつけたまま洗うメリット

フックの付け外しの手間が省ける

一番のメリットは、面倒なフックの取り外し作業が不要になることです。

  • フックの数が多いと、外すのも付け直すのも意外と大変…
  • フックをつけたまま洗えば、作業がグッと楽になります

「時間がないけどカーテンを洗いたい」というときにもぴったりです。

干すときにそのままレールに戻せるので時短になる

洗い終わったあと、そのままカーテンレールに戻して干せるのも大きな利点です。

  • ピンチハンガーや物干しスペースを使わなくてもOK
  • カーテンの重さで自然にシワが伸びる

洗濯から干すまでの流れがスムーズになり、時間も手間も大幅にカットできます。

フックをつけたまま洗うメリット

洗濯機やカーテン生地を傷める可能性あり

デメリットとして注意したいのは、フックが洗濯中に洗濯槽やカーテン生地を傷つける可能性があることです。

  • 金属フックが当たると、洗濯機内部が傷つくことも…
  • カーテンの生地が引っかかって破れるリスクもあり

これを防ぐには、洗濯ネットにしっかり入れ、優しい洗濯モードを使うことが大切です。

フックが劣化している場合は破損リスク

フックが古くなっている場合、洗濯中の振動や衝撃で割れたり折れたりすることがあります。

  • プラスチックの劣化は気づきにくく、洗濯中に壊れることも
  • 洗濯前にフックの状態をチェックし、不安があるものは外すのが安全です

重量が増えると洗濯機の負荷になる

フックをつけたままにすると、そのぶんカーテンの重さが増して洗濯機に負担がかかることもあります。

  • 特に水を吸って重くなった場合、脱水時にバランスが崩れる原因になります
  • 一度に複数枚洗うと負荷が大きすぎることもあるので、1〜2枚ずつ洗うのがおすすめです

フックをつけたまま洗う方法はとても便利ですが、正しく準備して、メリットとデメリットを理解しておくことが大切です。少しの工夫で、時短&キレイな仕上がりを両立できますよ。

カーテンの洗い方

洗濯後の干し方と乾燥のコツ

カーテンを洗ったあとは、干し方にも少し工夫が必要です。正しく干すことで、しわを防ぎ、キレイな仕上がりになります。特別な道具がなくてもできる方法を紹介しますので、ぜひ試してみてください。

レールに吊るして自然乾燥が基本

カーテンは、洗濯後すぐにカーテンレールに戻して干すのが一番おすすめです。

  • 水を含んだカーテンは重みがあるので、吊るして干すことで自然としわが伸びます
  • 室内干しでもOKですが、風通しのいい場所や日が当たりすぎない場所が理想的です

フローリングがぬれないように、下にタオルや新聞紙を敷くと安心です。干すときに、カーテンの裾が床につかないように調整しましょう

しわを防ぐ干し方・形を整える方法

しわをなるべくつくらず、きれいな形に干すにはポイントがあります。

  • 洗濯後はすぐに取り出し、できるだけ早く干すことが大事です。時間がたつとしわが残りやすくなります。
  • 吊るす前に、軽く引っ張るように全体を整えてから干すと、仕上がりがきれいになります。
  • ジャバラ(ひだ)を意識して、ひだ部分を手で整えて形をつけておくと、元の美しいカタチが保たれます。

乾燥機の使用は基本的にNGです。縮みや生地の傷みの原因になるので、自然乾燥が安心・安全です。

しっかり干し方に気をつけることで、まるでクリーニングに出したような仕上がりになります。ちょっとした手間で、カーテンが長持ち&見た目もスッキリしますよ。

洗濯が難しいときの選択肢

「カーテンを洗いたいけど、家の洗濯機じゃ無理そう…」「重たくて干すのが大変そう…」そんなときは、無理せずプロの手や設備を使うのもひとつの方法です。ここでは、コインランドリーやクリーニング店を使う場合のポイントを紹介します。

コインランドリーを利用する方法と注意点

コインランドリーは、大きな洗濯機や乾燥機が使えるので、厚手のカーテンや量が多いときに便利です。

  • 家の洗濯機よりも一度にたくさん洗える
  • 大型ドラム式洗濯機でしっかり洗浄できる
  • すぐに乾燥までできるので、時短にも◎

洗う前に洗濯表示を確認しましょう。家庭用洗濯OKでも、乾燥機はNGなカーテンもあります。高温乾燥で縮む素材もあるので、スタッフがいれば相談すると安心です。
カーテンがとても汚れていると、他の利用者に気を使う場合もあるため、事前に軽く汚れを落としておくのがおすすめです。

クリーニング店に頼むメリットとデメリット

「自分で洗うのは不安」「高級なカーテンだから失敗したくない」そんなときは、クリーニング店にお願いするのが安心です。しわをなるべくつくらず、きれいな形に干すにはポイントがあります。

クリーニング店に頼むメリット

  • プロが素材に合わせて最適な方法で丁寧に洗ってくれる
  • しみ抜きや防カビ・防臭加工などの追加サービスも選べる
  • アイロン仕上げでピシッとキレイな見た目に

クリーニング店に頼むデメリット

  • 費用がかかる(1枚数千円〜が目安)
  • 仕上がりまでに日数がかかることもある
  • 家から持ち運ぶのが大変なことも

家から持ち運ぶのが大変な場合は、「リナビス」の宅配クリーニングもおすすめです。

大切なカーテンや、汚れがひどくて自宅では不安なときには、プロのクリーニングは確実で安心な選択肢です。

「家で洗うのはちょっと大変そう…」というときは、こうした方法を上手に使って、無理なく清潔なカーテンをキープしましょう!

日常的にできるカーテンのお手入れ方法

カーテンは毎日使うものですが、こまめにお手入れをしておけば、汚れやカビがたまりにくくなり、洗濯の回数も減らせます。特別な道具がなくてもできる、日常的なケアの方法をご紹介します。

定期的にホコリを払う

  • 掃除機のブラシノズルで軽くなでる
  • ハンディモップや乾いたタオルでホコリを払う
  • ホコリが気になったときにサッと払うだけでも十分

週に1回程度のお手入れでも、汚れの蓄積を防ぐことができますよ。

防カビ・消臭スプレーの活用

湿気が多い時期やキッチンまわりのカーテンには、防カビや消臭スプレーを使うと清潔を保ちやすくなります

  • 市販のカーテン用スプレーを使えば、ニオイやカビ対策に◎
  • 洗濯後のカーテンにスプレーしておくと効果が長持ち
  • カーテンの表と裏、両面に軽くふきかけるだけでOK

使用前には、目立たないところで素材への影響がないか確認してから使いましょう。

換気をこまめにして汚れを防ぐ

カーテンの大敵は、湿気と空気のよどみです。部屋の空気をこまめに入れ替えることで、カビやニオイの予防になります。湿気が多い時期やキッチンまわりのカーテンには、防カビや消臭スプレーを使うと清潔を保ちやすくなります。

  • 朝起きたら窓を5〜10分開けて換気
  • お天気のいい日は部屋の空気をしっかり入れ替える
  • 特に結露が出やすい冬場や梅雨時期は要注意

扇風機やサーキュレーターで風通しのよい環境をつくるだけでも、カーテンの劣化を防いで長持ちさせることができます。

日々のちょっとした工夫だけで、カーテンはずっとキレイを保てます。大がかりな洗濯の回数も減らせて、家事の負担も軽くなりますよ。

カーテンのカビ対策にサーキュレーター

よくある質問(FAQ):カーテンの洗い方やお洗濯に関するよくある質問

ここでは、カーテンの洗い方ついてよくある質問とその答えをQ&A形式でわかりやすくまとめました。

カーテンは洗濯機で洗えますか?

洗濯表示に「家庭洗濯OK」や「ウォッシャブル」とあれば可能です。中性洗剤を使い、手洗いコースやドライコースで優しく洗いましょう。洗濯ネットに入れて、脱水は短めにするのがコツです。

カーテンを洗ったらどこで干しますか?

カーテンレールにそのまま吊るして干すのが一番ラクでおすすめです。春や秋など、天気が安定してよく乾く季節がベスト。

梅雨前に洗えばカビ対策にもなりますし、花粉やほこりが多い時期のあともおすすめです。水の重みで自然としわが伸び、アイロン不要になります。下に新聞紙やタオルを敷くと、床の濡れ防止にもなりますよ。

レースカーテンの黒カビはカビキラーで落とせますか?

できればカビキラー(塩素系漂白剤)は使わない方が安心です。
レースカーテンは薄くてデリケートなので、強い洗剤で生地が傷んだり、色が抜けることがあります。
代わりに、酸素系漂白剤でやさしく手洗いする方法がおすすめです。

カーテンのカビはどうやって取りますか?

春や秋など、天気が安定してよく乾く季節がベストです。梅雨前に洗えばカビ対策にもなります。花粉やほこりが多い時期のあともおすすめです。

まとめ|カーテンを清潔に保って快適な空間づくりを

カーテンは毎日見ているけれど、意外と汚れがたまりやすいアイテムです。ですが、洗い方のコツや干し方を知っておけば、自宅でも簡単にお手入れできます洗濯機・ドラム式・手洗いといった方法の中から、自分に合ったやり方を選び、定期的にケアしてあげることが大切です。

私自身も、ある日ふと見上げたカーテンにうっすらホコリや黒ずみを見つけて、「これは放っておけない!」と感じて洗濯したことがありました。洗い終わってレールに吊るしたカーテンは見違えるほど明るくなり、部屋全体も気持ちよく感じられて、まるでリセットされたような気分になったのを覚えています。

カーテンの洗い方

ちょっとした手間をかけるだけで、部屋の空気がキレイになり、気分も前向きに忙しい日々の中でも、カーテンを整えることで、自分や家族がほっとできる空間がつくれますよ。
ぜひこの記事を参考に、今日からカーテンのお手入れを始めてみてくださいね。

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監修者情報
生産管理部:宮田 智光

株式会社リナビス
生産管理部│宮田 智光


国家資格のクリーニング師の資格を保有し、24年間のキャリアで現在は年間80万点のクリーニングを対応。「全てにおせっかい」を心がけ、擦れて白化しているものがあれば色補正を行うなど、お客様に喜んでもらえるように真心こめて、お仕事をしています。また、クリーニングスタッフがおせっかいに注力できるようにサポートしています。お客様の衣類など少しでもキレイにしてお返ししたいという想いで、日々クリーニング品質を上げるためにクリーニング知識と技術の習得を行っております。

執筆者

せんたくのーと編集部では、クリーニングや洗濯に関連したお役立ち情報を発信しています。最新のクリーニング技術や洗濯のコツ、シミ抜きの方法、衣類ケアのポイントなど、役立つ情報を幅広くお届けしています。忙しい日常の中で、衣類を清潔に保つためのアイデアやプロのアドバイスで、読者様の生活をより快適にするお手伝いをします。

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