【要注意】知っておきたい洗濯洗剤を入れすぎたときのデメリット
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お洗濯の必需品である洗剤。
普段のお洗濯でもたくさん入れた方が汚れが落ちてキレイになる!と思っていませんか?
実はそれ、ちょっと危険かもしれませんよ。
今回は洗濯洗剤の入れすぎによるデメリットをご紹介します。
記事の目次
洗濯洗剤の入れすぎによるデメリットとは?
適量の使用が推奨されている洗濯洗剤を入れすぎると、どんな悪影響があるのかをまとめました。
1.汚れが落ちにくくなる
洗剤を多く入れればそれだけ汚れが落ちると考えていませんか?
実はこれ、まったくの逆なんです。
洗剤を入れすぎると、すすぎの際に水が大量の洗剤を落としきることができず、その成分が衣類に残ってしまいます。
残った成分は汚れをコーティングする形で付着してしまうので、結果的に汚れが落ち切らないということになってしまいます。
2.衣類の色落ちや、痛みの原因に
洗剤は汚れを落とすための漂白成分や蛍光剤の入っているものがほとんどです。
それらは汚れをキレイに漂白してくれますが、衣類の変色や色落ちの原因にもなります。
また、上述したように衣類に残った洗剤の成分が汚れをコーティングしてしまい、結果的に肌触りや着心地が悪くなってしまうことも。
洗剤を入れすぎることは、衣類の劣化スピードを上げる原因になってしまうのです。
3.肌の弱い人は要注意
最近はオーガニック成分のみで作られた洗剤などもブームです。
しかし基本的にドラッグストアなどで市販されている一般的な洗剤は、まずお肌にいい成分は含まれていないと考えてよいでしょう。
洗剤の主な成分は薬品なので、当然それらが大量に付着することは肌にもダメージを与えることにつながります。
特に小さなお子様がいるご家庭や、アトピー体質の方は要注意です。
4.環境汚染の原因にも
何度も繰り返しますが、洗剤は薬品です。
大量に使用することによって、多少なりとも環境汚染につながります。
洗剤には主に「合成洗剤」と「無添加洗剤」がありますが、現在日本で市販されているもののほとんどが「合成洗剤」です。
合成洗剤は、下水処理で分解・除去ができないため、大量に使用しすぎることで水質汚染の原因となってしまいます。
前述した無添加洗剤とは、天然由来成分で作られた洗剤のことです。
近年アメリカのホテルや工業施設などでは、水質汚染を軽減するために無添加洗剤の使用が推奨されています。
日本の家庭でも無添加洗剤が一般的になれば、環境にもお肌にも優しいお洗濯ができるかもしれませんね。
洗剤の量は洗濯物と水量のバランスが大事
洗剤の中に含まれている汚れを落とす成分は、ある一定の濃度までは洗浄力と比例します。
しかし一定量を超えてしまうとその洗浄力はほとんど変わらなくなります。
そのため汚れを最大限に落とせる濃度になる規定量を、各洗剤メーカーが設定しているというわけですね。
適量を守ることが、正しいお洗濯への第一歩ということですね。
正しい洗濯洗剤の量を判断するには?
適正な洗濯洗剤の量は 縦型かドラム式かによって判断基準が変わってきます。
縦型洗濯機
縦型洗濯機は、「洗い」に使う水量に応じて必要な洗剤の量を判断します。
衣類を洗濯機に入れてコースを選択すると、自動的に水量が決まります。
そこに表示された水量に応じて洗剤の量を調節しましょう。
洗剤のパッケージに適切な洗剤の量が記載されているので、そこを確認することが大切です。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機は、衣類の重さで洗剤の量が変わります。
「0.5杯」、「0.8杯」というように必要な洗剤の量が表示されるので、それに応じて洗剤の量を入れましょう。
表示された洗剤の量から、実際の洗濯物の重さは以下の方法で判断できます。
- 1杯 → 6kg
- 0.9杯 → 5kg
- 0.8杯 → 4kg
- 0.6杯 → 2kg
- 0.5杯 → 2kg以下
適量を守って楽しくお洗濯
洗剤は使いすぎることによって様々なデメリットを生み出します。
いつも多めに使っている方は、気づかないうちに何かしらの悪影響を受けている可能性も…。
水量に応じた正しい分量を使うことが、人にも衣類にも優しいお洗濯ができるということですね。
少々面倒かもしれませんが洗剤はきちんと量を計って使うよう心がけましょう!